rlmdi. 次回配本は…

ここをご覧の方ならある程度ご承知のことかもしれないが、rlmdi.次回配本は『テラニア市街遊覧――太陽系政庁破壊計画』に正式決定した。

『太陽系政庁破壊計画』は、2000話『〈それ〉』の綴じ込み付録として出版されたもの。本編中で政庁の模型が披露された後、実際に竣工した政庁が登場する前、という位置で読者の前に提供される形だ。著者はローダン作家ウーヴェ・アントン。分量的にも本編の3分の1相当はある。

内容は、テラニア観光ツアーをしながら、地球の歴史=「これまでの物語」をツアコンの解説で理解するという、やや初心者向けガイダンス。ただし、われらがツアコンは、アルコンの破壊工作員がまぎれこんだという情報を得たTLDのエージェント、エルトルス人のレッカ・バレトゥス嬢である。彼女はツアーの終点である太陽系政庁までにテロリストを発見・捕縛できるだろうか……。

このたび、制作元であるVPM社のご了解と、日本での版権元・早川書房のご理解を頂戴し、無事、完訳本の出版にゴー・サインが出た。挿画にいたっては、原書で担当されたLEX氏のものを、そのまま使用する許可までいただいた。校正がようやく終わったばかりで、刊行時期はまだ決定していないが、近日登場! ということでひとつ……。

■「太陽系政庁破壊計画」プレビュー (現状、リンク切れ)

ローダンRPGの新作発売

ペリー・ローダン世界を舞台としたロールプレイング・ゲームの新作が、10月に発売される。今回はTRPGである。
ルールブックを Alexander A. Huiskes と Juergen E. Franke が、ソースブック『《バジス》』を Rainer Nagel が、それぞれ執筆している。ローダン編集部とライナー・カストルが監修。少し前に、公式サイトでも告知があったので、ご存じの方もいるだろう。
舞台はカジノ船に改造された《バジス》。プレイヤーは、テラナー、アルコン人、アコン人、アラス、スプリンガー、アンティ、トプシダー、ブルー人、カルタン人の中から選んだ種族で自キャラを設定。マスターの作成したミッションをこなしていく。
上記種族の中には、シリーズおなじみのものが抜けているという向きもあるかもしれないが、そのへんはゲームバランスを考慮してのことだという。ま、このメンツの中にハルト人やらオクストーン人が混じると、とんでもないことになってしまいそうだ:-)
ソースはHJB News Nr.13/2004。ルールブック、ソースブックともHJBショップで通販受付中、とのこと。

TRPGというと、さのゆうき氏がFC有志とルールブック等を自作していたことを思い出す。かれがこのニュースを聞いたら驚喜しただろうなあ……。

■HJB Shop: Perry Rhodan Rollenspiel: Grundregelbuch (リンク切れ)
■HJB Shop: Perry Rhodan Rollenspiel: Die BASIS (リンク切れ)

冒険はつづく――Die Lordrichter

アルコン人アトランの冒険を描くヘフト・ミニシリーズ『アトラン・オブシディアン』のクライマックスが近づきつつある。それは同時に、つづく冒険『アトラン――大法官(仮)』の開幕をも意味する。
すでに公式サイトで告知されてやや経つので、もうニュースとは言えないかもしれないが、10月22日からスタートするミニシリーズ(話数はオブシディアンから通しで数える)の、序盤3分の1のタイトルが発表になった。くわしい内容は、編集担当ザビーネ・クロップ女史が近日公開予定。
なお、第1話のキサラとはオブシディアンに登場する女性の名で、ATLANノート等お持ちの方にはおなじみの種族、ヴァルガン人である。

  1. Uwe Anton / Kytharas Erbe
    キサラの遺産
  2. Michael Marcus Thurner / Gefangen im Psi-Sturm
    プシ嵐に囚われて
  3. Michael Marcus Thurner / Die fu”nf herrlichen Sta”dte
    素晴らしき五都市
  4. Bernhard Kempen / Murloths Berg
    ムルロスの山

■公式Logbuch: ATLAN-Miniserie »Die Lordrichter« (リンク切れ)

R・フォルツ、表紙絵から撤退

故ウィリアム・フォルツの次男で、ローダン・シリーズのイラストレーターのひとりであるラルフ・フォルツが、表紙絵から手をひくことになった。

ラルフは1969年生まれ。84年の父の死後、母の再婚によって義父となったクルト・マールがフロリダ在住であったことから、アメリカに移住。現在も米国住まいで、活動の中心も必然的にニューヨークである。その関係で、今後も仕事をつづけるにはコミュニケーションの問題がある、というのが公式サイトでの発表だった。
かれがこれまでに手がけたカヴァー・イラストは133点。最後の作品は2247話「ハヨクの暗殺計画」となった。

■Ein Cover-Künstler geht (リンク切れ)
■ラルフのサイト: Ralph Voltz Illustration

訃報:トマス・ツィークラー

トマス・ツィークラー (Thomas Ziegler)
1956.12.18 – 2004.9.12

Phantastik.deによると、元ローダン草案作家トマス・ツィークラーが先週末に亡くなったとのこと。速報のため、原因等はまだ不明。享年47歳、若すぎる死である。

本名はライナー・ツーバイル(Rainer Zubeil)。ツィークラーはペンネーム。70年代後半から数々の作品を発表。代表作はクルト・ラスヴィッツ賞に輝いた『多感な年(Die sensitiven Jahre)』(1980)や『夜の声(Die Stimmen der Nacht)』(1983)、『われら輪廻転生者のささいな問題(Eine Kleinigkeit für uns Reinkarnauten)』(1990)、ウーヴェ・アントンとの共著である『停滞の時(Zeit der Stasis)』、Bastei社から刊行された「フレイミング・ベス」シリーズ等多数。『輪廻転生者-』は英訳も存在する。〔邦題はすべて仮訳〕
1983年から85年にかけてローダン作家チームに在籍。13編を担当すると同時に、フォルツ病没に揺れたシリーズを、エルンスト・ヴルチェクとともに草案作家として導いた。
チーム脱退後は、一時ミステリ畑に転進したり、翻訳やテレビの脚本等も手がけていたという。数年前に「宇宙船プロメテウス」の新シリーズ(Blitz社)でSFに復帰、つい最近になってゲスト作家という形でローダン2235話『死のゲーム』を担当、外伝「レムリア」への参加も報じられる等、明るいニュースが続いた矢先のできごとだった。

■Phantastik.de:GESTORBEN: RAINER ZUBEIL

新旧Webchronikの融合

昨年いっぱいで惜しまれつつも閉鎖した、ドイツのローダン情報サイト Perry Rhodan Webchronik (Thomas Rabenstein)。その後継として名指しされた Zweikiesel.de (Wolfgang Ruge) 内のローダン・コーナーに、ようやく旧クロニークの内容の反映がはじまった模様。

トーラ(ThoRaと略す)ことトーマス・ラーベンシュタイン氏の旧クロニークは、rlmdi.でも「黒肉」の通称で親しまれ(笑)、先読み情報の提供にあたってずいぶんと参照させていただいたもの。各話の要約、サイクル概要、用語集、オリジナル外伝等がすっきりとまとめられていて、読みやすくかつわかりやすく、個人的にはどのサイトよりその情報を信頼していた。
なお、かれは現在は新サイト SciFi-World でオンラインSF小説”Nebular”を配信中である。

woru84ことヴォルフガング・ルーゲ氏の新クロニーク(旧名:vurguzz.de)は、後継サイトとして名称を引き継ぎつつも、ヘフト各話の要約以外にルドルフ・ティース氏のコラム Im Visier を掲載(不定期)する等、また異なる情報サイトをめざしているようだ。立ち上げた早々の星海サイクルが悪評紛々で少々メゲていた感もあるが、今後ともがんばってほしい。

■Wolfgang Ruge: Perry Rhodan Webchronik (2699話で更新停止)
■Thomas Rabenstein: SciFi-World.de (再構築中)

303巻『策謀のGZ』入手

『策謀のギャラックス・ゼロ』、著者はクナイフェル&マール、訳者は赤坂氏。
まだ前半だが、なんつーか、この並行世界のはらんだ矛盾はどーにかならんものか。ちなみに、オラーナさんの旧姓はオクレアー。
今月の「あとがきにかえて」は……どう反応すべきだろうか。なんだか、あの文面だけ見ると、すごくちゃんと訳しているように見うけられるのだが。

新作家、フランク・ベーメルト

2251話『湖底の世界』から、作家チームに新顔が加わる。フランク・ベーメルト(Frank Böhmert)である。

1962年、ベルリン生まれ。幼少の頃から物語をつくるのが好きで、すでに15歳のとき短篇がNOVA2001誌に掲載され、17歳のころにはすでに父親のタイプライターをおしゃかにしてしまうくらい文章を書いていたとか。かれのサイトの名も、そのものずばり〈文筆家〉というから強者だ。
ローダン・シリーズには、これまで2作を上梓している。ハイネ社から出たペーパーバック版外伝ローダン:アンドロメダでは4巻『星に耳を澄ますもの』、同じくローダン:オデッセイで4巻『ドリーム・カプセル群』を、それぞれ担当している。
クルト・ラスヴィッツ賞にノミネートされ、第三席となった『星に耳を澄ますもの』は、レムール人の末裔でありながら、特異な変異をとげて、ヒューマノイドから樹木へとメタモルフォーゼする種族(ピギー?^^;)を主役のひとりに据え、〈黄色い王〉の首狩部隊に追いつめられたローダンたちに提供される思わぬ「救済」と、種族の存続にからむジレンマとを描いている。

ヴルチェク、フランシスと、くせ者2名がたてつづけに引退した作家チームに、かれがどんな新風を吹き込むのか期待したい。

■べーメルトのサイト:Schriftsteller (リンク切れ)

サイトは閉鎖したが、2019年現在、twitterではむっちゃつぶやいている(笑) それも、主に政治向きの……。