アトラン・ダークスター

現在ATLANの新ヘフト・シリーズは、大法官サイクルが中盤にさしかかったところ。まずまず好評のようで、オブシディアン・サイクルから再び通しナンバーがふられるようになったアルコン人の冒険の、さらなる継続が正式に決定した。
2005年4月12日から、中断なしにはじまる新サイクルは、

〈ダークスター〉 Der Dunkelstern

であることが、公式サイトでザビーネ・クロップ女史によって告知された。
ケンタウリではタマニウムの末裔と恒星転送機、オブシディアンではマイクロ宇宙と原〈大群〉、大法官サイクルでは銀河系をかこむように配置された〈プシの泉〉と、かなり大道具に凝った感のあるアトラン新シリーズ。草案担当ウーヴェ・アントンの生み出す〈ダークスター〉とはいったい何だろうか。

■公式News: Die ATLAN-Abenteuer gehen weiter! (リンク切れ)

フォルツ賞、受賞作決定

このサイトでもすでに何度かとりあげた、ローダン作家ウィリアム・フォルツの名を冠したSF文学賞、William Voltz Award の第1回受賞作が決定した。最終選考委員はすべてローダン作家で、エルンスト・ヴルチェク、フーベルト・ヘーンゼル、フランク・ボルシュ、ミハエル・ナグラの4名である。
受賞者・タイトルは以下のとおり:

第1席
Thomas Hocke »Die Zeitmaschine«
「タイムマシン」
第2席
Wulf Dorn »Activity«
「アクティヴィティ」
第3席
Rüdiger Lehmann »Adler und Geier«
「大鷲と禿鷹」
Carsten Fromme »Tod eines Hochhauses«
「ある高層ビルの最期」

■公式News: William Voltz-Award 2004 vergeben! (リンク切れ)

大群サイクル新装版

すでに日本でも刊行済みの大群サイクル。ドイツでは、全9巻の新装版での刊行が決定した。ベースとなるのはおそらくハードカヴァー版(いわゆる銀本)と思われる。
カヴァーイラストはすべてディルク・シュルツによる描きおろし。また、9巻そろえると背表紙が1枚のイラストになるとか。某社のコミックスのような話である。
刊行は来春からの予定だが、すでに専用サイトもオープンしている。

  1. 大群 Der Schwarm
  2. 免疫者たちの闘い Kampf der Immunen
  3. 秘密帝国 Das heimliche Imperium
  4. 黄色い征服者 Die Gelben Eroberer
  5. 大群の支配者 Herrscher des Schwarms
  6. サイノス Die Cynos
  7. 焦点テラ Terra im Brennpunkt
  8. 偽神のたそがれ Götzendämmerung
  9. タボラ Das Tabora

一部では、なんでこのタイミングで、という声も聞かれる。ま、確かに。2100話台のストーリーで、どうやらすべての大群が機能を停止するか破壊されるかしたと伝えられたばかりだし。
「アンドロメダ」や「オデッセイ」のオリジナル・ペーパーバック・シリーズの成功に気を良くしたためだと思うが、さて、結果はどう出るか。

■公式News: Die Rückkehr des Schwarms! (リンク切れ)
■大群新装版サイト: PERRY RHODAN – Der Schwarm (リンク切れ)

再来!! PRAETORIA計画

この夏、ごく一部で熱い反響を呼んだ企画の続編が、ついにそのヴェールを脱いだ。

PRAETORIA――《プラエトリア》とは、PRS2211話で登場した、クェーサー級フラグメント船116隻(一辺が3km)とジュピター級球形艦(直径2500m)が合体して構築される巨大可動宇宙要塞である。
今回の計画の眼目は、PRS2246話『ゲーマーのカヴロン』で登場した、《プラエトリア》の“ミョルニール”ヴァージョンの再現である。ミョルニールとは、下記ページでも書かれているが、北欧神話の雷神トールの鉄槌のこと。“神の鉄槌”なんだからさぞかし強力な攻撃力がっ、と思ったら、移動ドックであった(笑)
本編の描写が少ないので、「三面図、これでいっかな~?」と、■□でいっぱいな怪しいメールが鎌倉=船橋間をとびかったすえの完成である。前回でこりてない方は、ぜひご笑覧いただきたい。

■rlmdi.: PRAETORIA計画II (リンク切れ)
■前回の記事: 合体!! PRAETORIA計画

ペリー・ローダンと遊戯王

……といっても、またトレカの話題なわけではない。
公式から抜粋:

「ペリー・ローダンがその3000年の生涯で訪れていないところはほとんどありません――われらが果敢なヒーローは、数え切れないほどの世界をその足で踏みしめてきました。しかし、いくつかの場所は不死者にとっても閉ざされたままでした。たとえば、物質の泉の彼方の宇宙や、それにアニメ・ヒーローと肩を並べて印刷されたこともありませんでした。」

というわけで、ローダン、アニメ雑誌に進出の巻、である。
以前Rhodan-Extra 1にも載った、イラストレーター、ディルク・シュルツの描くローダン・コミックが、子ども向けアニメ雑誌「KizMania」秋の号に掲載されることになった。表紙デザインが公式サイトにも掲示されているが……遊戯王やピカチューにならんで、シュルツのイラストが印刷されている……のか?(笑)
#右下のがそれっぽいのだが、どう見てもローダンじゃないしなー。

■公式News: Perry Rhodan – der Freund aller Kinder! (リンク切れ)

ローダン・ヘフト値上げ

2260話『アルフォニー星団にて』から、ローダン・ヘフトの価格が1.75ユーロに、10セント引き上げられた。
用紙や流通の価格高騰にともなうものであることとともに、公式サイトで告知されている。
重版についても、3版が1666/1667話から、5版が1160/1161話から、どちらも3.50ユーロに変更となる。アトラン・ヘフトはとりあえず据え置き。

■公式New: PERRY RHODAN-Preise klipp und klar (リンク切れ)

想像力は必要かと

今月の「あとがきにかえて」の件。
なんだかなあと思ったのはわたしもいっしょだが、理由はまったく逆。創造力はともかく、想像力は要るんじゃないかと。tausende→2万への変換については、だから、

「とりたてて書くほどのこっちゃねーじゃん」というのが正直な感想。

それよりも、ほんの数行前、
「雲間に上極が平らな宇宙船が浮かんでいた。ゆっくりと降下してくる。」
あるいは、
「着陸床にはまだ少なくとも二万人の人間が残っているのに、着陸しようとする宇宙船を凝視した。」
って、ちゃんと訳してほしいもの。あれだけだと、なんでみんなが恐怖してるのかわからないと思う。原文を削除して、読者の想像力に期待するのは、いかがなものか。

冬コミのお話

すでにinfoで告知済みだが、今年の冬のコミックマーケット。
rlmdi.は2日目の12/30(木)、東館 Q-05aである。そういえば、カタログはきょう?明日?発売だったような。
売り物は例によって例のごとくであるが、今回は一応新刊『太陽系政庁破壊計画』があるので、売り子をしていて肩身がせまい思いだけはしなくてすみそうだ(苦笑)

なお、infoでは「わたしはたぶん仕事……」と書いたが、会社のスケジュールだけ見ると、なんとなく出られそうな雰囲気が漂ってきたような、そうでもないような。
で、もし、わたしが出られたらの話だが。ほんとに少部数(ページ数多いので、作って10部)になると思うが、とあるコピー本を用意する予定。気になる方は、ご来場の際、お問い合せを。

2019/06/06追記:後の記事でちょろっと触れるが、この時出したコピー本が、拙訳版1000話『テラナー』である。

306巻『焦点メド・センター』刊行

ハヤカワ版306巻である。著者は前半「焦点メド・センター」がクナイフェル、後半「銀河の深淵」がフランシス。訳者は渡辺広佐氏。

依然(あたりまえ)PAD編が続行中。PADの病根をもとめて悪戦苦闘中の惑星タフンに、素直に「助けてぇ」と言えないアコン人の工作部隊が潜入。迎え撃つのは、個人的にアコン人に恨みのあるUSOスペシャリスト――という前半。そして後半は……。
というわけで、いよいよ人類やレムリア系テラナー以外にも、PAD禍が拡大をはじめる。ってーか、いきなり最悪のカードな気がするのだが。

そんな中で、今回気になったのは……「オーバーバイエルンに帰りたい」のはやっぱり前の話だけだったのか?(笑) >ローダン

新作家:M.M.ターナー

PRS2265話『レーヴィスの冠』で、新作家が登場する。

ミハエル・マルクス・ターナー(Michael Marcus Thurner)は、1963年ウィーン生まれ、現在もウィーン在住。2003年2月発行のアトラン・ケンタウリ第3話『ハイパー嵐に囚われて』でプロ・デビュー。その後Zaubermond社から出た、やはりローダン作家のフーベルト・ヘーンゼルが草案作家をつとめる『冒険者たち』の新作や、Bastei社のSFヘフト『バッド・アース』などに参加。オブシディアン~大法官サイクルと続いているアトラン・ヘフトでも現在まで15話中4編を担当しているから、立派な主力作家である。
いまのところ正式なアナウンスがないので、今回の執筆がゲスト扱いなのか、それとも正式なチーム作家としてなのかは、まだ不明。

■公式作家紹介: Michael Marcus Thurner

12/19追記:最新のログブーフによると、2作目の草案もすでにターナーにわたっている模様。ひと安心。

■公式Logbuch: Ein neuer Autor stellt sich vor (リンク切れ)