ローダンで百万長者♪

「さて、問題です。1961年、“スターダスト計画”を皮切りに冒険をはじめたSFヒーローといえば?」

日本に「クイズ$ミリオネア」があるように、ドイツでも派生クイズ番組”Wer wird Millionär?(誰が百万長者に?)」が放送されている……らしい。放送元のRTLはドイツでシェアの一、二を争う大手TV局。
過ぎる17日(月)夜、アンドレアさんが125,000ユーロを賭けて挑戦した問題が、↑のアレ。四択は「A: フラッシュ・ゴードン B: ペリー・ローダン C: スーパーマン D: キャプテン・フューチャー」。
アンドレアさん、わからない。しかし、ライフラインでボーイフレンドに電話をかけると、回線がつながるなり、「ペリー・ローダンだよっ!」……電話のむこうでやきもきしてたんだろうなあ(笑)
ちなみにアンドレアさん、次の50万ユーロの問題でドロップアウトしたそうだが、現在のレートは1ユーロ=約133円。日本人からしたら、立派にミリオネアーである。

■公式News: Wir sind alle Millionäre – eigentlich! (リンク切れ)
■RTL: Wer wird Millionär? (リンク切れ)

ダールトン追悼:続報

シリーズ自体がすでにひとつの社会現象であるドイツ。ダールトン死去のニュースは、フランクフルター・アルゲマイネ、南ドイツ新聞やシュピーゲル誌等、各種大手媒体でも報じられた。
FAZのライターはどうやらSFファンらしく、少々切り口がちがっている。シェールの異名「手榴弾ヘルビー」は知っていたが、ダールトンに「大執政官クラーク」のふたつ名があったとは知らなかった。また、発行部数が最盛期で23万部、現在は13万部(いずれも初版)というのは、本国のファンの大半にとっても初めて聞く数字であったようだ。

フランクフルター・アルゲマイネ (リンク切れ)
南ドイツ新聞 (リンク切れ)
シュピーゲル

公式サイトによれば、1月21日の金曜日、ダールトンの亡骸はザルツブルクのマックスグラン地区の墓地に埋葬されたとのこと。
また、すでにMLで報じられているが、ミュンヘンのFC「エルンスト・エラートの会」により追悼サイトも立ちあげられた。

■Kondolenzbuch Clark Darlton (リンク切れ)

訃報:クラーク・ダールトン

すでに国内のメーリングリストでも話題にのぼっているが……ローダン・シリーズ創設者のひとり、クラーク・ダールトンことヴァルター・エルンスティングが昨日、オーストリアのザルツブルクにて亡くなったとのこと。享年84歳。ニュースソースは、子息のロベルト氏が、親交のあったファンに送ったメールであるそうだ。

Walter Ernsting (1920-2005):
1920年、ライン河畔の古都コブレンツに生まれる。1955年、『夜空のUFO (UFO am Nachthimmel)』で作家デビュー。この際、アメリカ風のペンネーム、クラーク・ダールトン(Clark Darlton)名義で持ち込んではじめて採用されたエピソードは、故松谷先生があとがきで紹介されているので周知のことだろう。その後、1961年にスタートしたローダン・シリーズには、故シェールとともに企画段階から携わっており、第2話「第三勢力」から1622話「喪失者」まで192編を執筆した。シリーズの人気キャラ、グッキーやエルンスト・エラートもダールトンによって生み出された。
作家としてのみならず、ファンダムでも重きをなしており、1955年のドイツSFクラブ(SFCD)創設の立役者のひとりでもある。

引退後は、寝たり起きたりをくりかえしていたようだ。それでもローダン編集部とは定期的にコンタクトをとっており、昨年9月にはクラウス・フリックがザルツブルクを訪れた記事が公式サイトに掲載されていた。公の場では、マインツで開催されたローダン・ヴェルトコン2000にヴィデオレターを送ってきたのが最後の機会となった。そのときの結びのことばは、「ではまた、いつか、どこかで(Bis irgendwann, irgendwo…)」だったそうだ。時空を超えるキャラクターたちの生みの親にふさわしい別れのことばといえよう。

■Phantastik-News: GESTORBEN: WALTER ERNSTING (リンク切れ)
■公式Logbuch: Besuch bei Clark Darlton (リンク切れ)

307巻『マークス惑星応答なし』

1月の新刊、ハヤカワ版307巻。著者は前半「ネーサン暴走」がクルト・マール、後半「マークス惑星応答なし」がウィリアム・フォルツ。訳者は天沼春樹氏。
PAD禍がレムール系諸種族以外にまで拡大し、さらなる混沌をひきおこす一方で、大使館惑星のマークスを介してアンドロメダまで伝播する危険性が浮上する……。
事態が深刻になる一方で、どうも前後の話のつながりがおかしい。アコンとの同盟締結は、なんとなく実現しているようだが、前話のヒキにあった、対ハルト戦争については言及がない。あと、これは前の巻を参照しないとわからないが、ローダンたち、まだ〈反それ〉の名前、知らなかったんだっけ?
とりあえず、このマークス話を乗りきれば、宇宙チェスPAD編もいよいよ怒濤の解決(?)編である。がんばれ~(ナニ)