ローダン・アクション打切り決定

本日28日付け公式Newsによると、ペリー・ローダン・アクションのヴェガ・サイクル終了(8月7日発売の36話『星々のたそがれ』)と同時の打切りが決定した模様。

編集のクラウス・フリックは「キヨスクでの販売部数が期待したほど伸びなかった」とコメントしているが、個人的には、ある意味当然の結末のような。本編である週刊ヘフト、年4冊の銀本、半期に一度のエクストラ、隔週のアクション、毎年秋からのハイネ版ペーパーバック・シリーズ、不定期刊行のファンプロ版アトラン・シリーズ……紙媒体だけで、ちょっと考えればこれだけ出ているのだ。これ以外にも、アクションの合本ペーパーバックやら、ドラマCDとかデータCDとかPCゲームとかTRPGとかトレカとか……読者のお財布に期待しすぎなんじゃーねーのかにゃー(笑)
まあ、それでもめちゃくちゃおもしろければ売れるのだろうが……なんとゆーか、ドイツではアクション要素というと人死にを意味するのか? と訊きたくなるくらい、とにかく死にまくるのだけが印象的で。それも、ドンパチのとばっちりで無辜の民がバンバン切り捨てられていくのだから、好印象とは言いがたく。ジェルロの凶行が不評買いまくって堡塁サイクルがえらいことになったのを、喉元すぎて忘れてしまったのだろうか。

しかし、負の球体がらみで、すっかりいにしえの大艦巨砲主義が復活してしまった感のある本編に比べると、かなーりシンプルなストーリー構成とか、懐かしのキャラ(特にベティちゃんとか……は、ムサイに憑依して登場してるか、ハヤカワ版でもw)や星系とか、いい点もなかったわけではない。かつてのアトラン・シリーズのように作家の登竜門になっていたのは、上述News記事の内容からもわかる。
それにしても、36話で打切りとか、なんか売れなかった新ホラー・ヘフトの末路を見ているようで、ちょっとだけ懐かしくもあり懐かしくもなし(をひ
#d-infoのバックナンバー、「あなたの知らないヘフト」参照のこと(笑)

■公式News:PERRY RHODAN-Action wird eingestellt (リンク切れ)
■ローダン・アクションのサイト:www.perry-action.de (リンク切れ)

新歴史冒険譚アトラン-X!

アルコン人アトランは、古代イングランドで狂えるハルト人を殲滅した後、今度は地中海南岸へと向かった。時にエジプトは、テーベを中心にした第11王朝が転覆し、王位をにぎったアメンエムハト1世らが中央集権化を推し進める、後に中王国と呼ばれる時代の揺籃期だった……。

何がXなのか皆目見当もつかないが、ファンプロから刊行されたアトラン歴史冒険譚の新刊(正確には再刊)『砂の海の水先案内人(Lotse im Sandmeer)』は、惑星小説173巻と177巻のはざまに位置する物語。177巻『ファラオの戦士たち』が、アメンエムハト2世時代(紀元前1920年頃)というから、そのもーちょい前……センウセルト1世時代かもしれない。
実はこの作品、2001年にメーヴィヒ・ファンタスティーク叢書の続刊として予定されていながら、(おそらくはシリーズの販売不振から)e-ブック限定で出版されたものの、増補改訂版にあたる。著者は歴史冒険譚ならこの人、ハンス・クナイフェルである。構想も膨らんで(?)、三部作の中篇となる続刊は、7月刊行の予定。
あ! ピラミッド建造のプロジェクトX……は古王国時代だから無理かー残念orz

■公式News:Neue ATLAN-Zeitabenteuer im Taschenbuch (リンク切れ)

5/23 追記:
22日付けの公式ニュースによると、上記三部作は〈クレタ・サイクル〉と命名され、次巻以降クノッソスの迷宮とミノス王の謎をめぐる展開になるとのこと。また、以後の続刊も計画されているらしい。

■公式News:ATLAN-Zeitabenteuer starten mit einer Trilogie (リンク切れ)

360巻『ラスト・ホープ突入コマンド』読了

まず最初にお詫びから。先月分の項で、「来月から2ヵ月で3本エーヴェルス~」と書いたが、いざブツが出てみると、うち1本はハー・ゲーつながりのフランシスであった。手持ちのリストの間違いを放置したままだったわけで申し訳ない。閑話休題。
ハヤカワ版360巻『ラスト・ホープ突入コマンド』を、ちょい前に読了していた――のだが、なんというか、脱力系の内容にこれまた放置となっていた。前半「逃走ポイント、オヴァロンの惑星」が上述のとおり著者フランシス、後半「ラスト・ホープ突入コマンド」が著者エーヴェルス。訳者は林啓子さん。

前半は、前回、惑星オヴァロンから男狩りにきた(爆)女性4名のエピソードの続きかと思ったら、メインはブリーの「みそぎ」話であった。しかし、なんというか、ほとんど「煮えたぎる油に放り込んで生きてたら魔女」なノリな気がしないでもない。よく生きてたなあブリー……。
正直、話の流れからもうひとりくらいアフィリカーの工作員がからんでくると踏んだのだけど。ぶっちゃけこれでソッパーがアフィリカーだったらすげえぜと(笑) まあ、ポルタ・パトにスパイがごろごろいるというエピソード自体が、ブリーの立場を良くするために(作者に)仕込まれた感があるし。さすがそこまで無茶はしないか。残念w
あと、ヴェナインがらみのエピソード(というか前回のつづき部分)は、なんとかならんのかアレ。「わたしは欲望の奴隷なんだ!」って……うまいこと言ってやったと思ってるのかキミ。あけすけすぎるのも考えもの。だいたい昨今はムッツリーニがウケるご時世だよん(爆)
#まあ、アレもむっつりというには……だが(^^;

後半は舞台を転じて銀河系、新アインシュタイン帝国のアトランたち。本来、725話「ギャラクティカーの同盟」へとつづく大同団結路線のとっかかりであるから、けっこういい話のはず……だが……。
注意:以下重度のネタバレ(笑)
オヴァロンに助けてぇと叫ぶためにダッカルカムがほしい→ラスト・ホープのとある場所にデータが隠してある→「ふっかつのじゅもんがちがいます」(爆)→敵に占拠された研究施設になら破損していないデータがあるかもあるはずあるにちがいないもーそう決まった→突撃(をひ)→ひょっこりあらわれたテラナーがデータの場所を実に詳細に知っていた→ヒュプノで情報ゲットだぜ!
あいかわらずぶっとんでるぜエーヴェルス……わたしゃポルナレフになった気分だよ……(AA略 あ、でも、「公会議に敵する者は、銀河諸種族の敵だ!」はいいやね。120年もたってるんだから、やっぱりそうでなきゃ(笑)

最後に恒例、今月のいちゃも……気になった箇所は、まあ「エレクトロン拡大部」とか、オヴァロンに活性装置あげたこと誰もおぼえてないのかとか、多々あるのだが。
まあ一番は「走れ走れを模したMVロボット」(p183)だろかなー。その前で「走れ走れ型ロボット」って言ってるのに。MVが走れ走れ(Marschiere-Viel)の略であることがわかる読者は、いくらなんでもそう多くあるまい。このままじゃ、そのうち出てくる(再登場する)分子変形能力者も、何の説明もなくMV、MVって呼ばれそうでこわいぞ。
(こちらは Molekülverformer の略で、タイトルにもたまに出る)

2500話:『サターン計画』 担当:ボルシュ

藤岡ボルシュ「セガ・サターン、シロ!」 ……うそうそw

5月7日付け公式Newsによると、スターダスト・サイクル開幕である2500話は、フランク・ボルシュ執筆の『サターン計画(Projekt Saturn)』とのこと。すでに原稿は書きあがり、編集の手にわたっているらしい。……2月のNewsに載った内表紙写真は、ダミーであったということか。くうっ(汗)
■問題の紹介記事(ごやてん):新サイクル:星屑星系の伝説

100年超の時間ジャンプがおこなわれることも、平和呆けドライバー氏が『テフローダー』の記事にコメント下さった内容のとおり。
ちょっと気になるのは、ボルシュが担当することはいつから決まっていたのだろう。『エイリアン・アース』でボルシュが名をあげたのは去年の話だし、4/7に開催された新サイクルに向けた作家会議はフェルトホフが体調不良で欠席しているそうだし。ラージ・サイクルの切り替え地点にもあたる2500話を、草案作家が書かないって、実は大事件なんじゃないのか?

ちなみに過去100話単位で草案作家以外が執筆したものは、
600. Kurt Mahr / 不可視の境界 (草案:シェール)
700. Kurt Mahr / アフィリー (草案:フォルツ)
1200. Kurt Mahr / オルドバン (草案:フォルツ)
のわずか3編であり、600話と700話はシェール罹病による草案作家交代前後、1200話はフォルツ死去による空白時のこと。……おーい、ボビーはだいじょうぶなんだろなあ。

■公式News:Frank Borsch schreibt PERRY RHODAN-Roman 2500 (リンク切れ)
■公式News:Autorenkonferenz vor dem Stardust-Zyklus (リンク切れ)

んで、ついでといってはなんだが。『テフローダー』のニュースにびっくりして取りあげるのが遅れた、件の作家フランク・ボルシュのブログについても、公式Newsで紹介されている。
タイトルは Bloße Worte で、辞書をひくと「口先だけのこと、空言」と、なんかえらく悪印象な訳語が載っている(汗) これ、たぶん、「チョットイッテミタ」とか、そんな感じなんだろう、と勝手に考えているのだが。
今回の件や、Extra8の『スターダスト暗殺事件』についてなど、ローダン関係含め、わりとまじめに語っている。興味のある方はぜひご一読を。

■公式News:Bloße Worte (リンク切れ)
■ボルシュのブログ:Bloße Worte (リンク切れ)

次のお題は『テフローダー』/ハイネ版

それは終末戦隊〈叛逆者〉撤退後のお話……って、おーいっw
#まだサイクル終わってねぇーw

今年の秋、つーか11月から3ヵ月連続刊行のハイネ版ペーパーバックのミニ・シリーズが「テフローダー(Die Tefroder)」三部作となることが発表された。コンセプト担当はヴィム・ファンデマーン。
舞台は〈叛逆者〉撤退まもない銀河系。復興する国家とならんで、無数の新興国も雨後のタケノコのように萌え萌えな中に、銀河系に移住したテフローダーを中核とした〈トランス遺伝同盟〉があった。遺伝子工学によって革命的な星間航法を開発したテフローダーたちは新たな星間航路の開拓にかかるが、その際、カタストロフが生じ……

ということで、思わぬところでネタバレ(笑)なニュースが届いたわけであるが、ファンデマーン、ターナー、モンティロンの3人というチームは、先ごろ完結した「赤い宇宙の帝国」シリーズで好評を博したばかり。勢い、期待も寄せられるというものだ。なお、各巻のタイトルと担当作家は以下のとおり:

  1. Christian Montillon / Das genetische Siegel
    遺伝子の封印
  2. Michael Marcus Thurner / Segler im Sternenwind
    星風の帆船
  3. Wim Vandemaan / Die Stadt der tausend Welten
    千の世界の都

アンドロメダのテフローダーは、ミニ・シリーズ最初の「アンドロメダ」で新銀河暦時代の現状が紹介されているが、銀河系移住組がクローズアップされるのって、ひょっとしてATLANシリーズのグレー・サイクル以来かな? まあ、まだ少し先の話ではあるが、年末の楽しみができた、というものである。

■公式News:»Die Tefroder« kommen im Herbst 2009 (リンク切れ)

一家に一台、月着陸船(笑)

あなたのお宅でスターダスト計画発動!w

――というわけで、2490話『日陰の庭』から、ペーパークラフト「スターダスト」が付録につくという。3分割で、初回となる2490話分では、第一段ロケット及びエンジン部分が対象となる。第二段と、本来の着陸船部分は、たぶん、それぞれ2491話、2942話に付属予定……なのかな。これ、写真に比較するものが写ってないけど、けっこうでかそうだなあ(^^)
設計はマルティン・ゼンガー、ディテール描画をマルコ・シェロスケが担当。製作裏話は『SOL』54号に掲載されているらしい。

ちなみに、すでに組立説明書はpdfファイルで公式サイトにアップロード済み(下記のNews参照)。「カッターと定木と糊を用意してお楽しみにー!!」って記事はしめられてるけど、説明書見ると「鋏とカッターと糊と黒のフェルトペン」だね、必要なもの(笑)

お、俺ぶきっちょだからフェルトペンで塗るのはマガンにまかせたー(爆)

■公式News:Modellbau-Unternehmen Stardust startet (リンク切れ)

5/14 SOLの巻数入力ミスを訂正。河内のhiroさん、多謝~(^^)/

トールサイズってDVDかね

いままで知らなかったのだが、ハヤカワ文庫のサイズが変わるそうな。告知はすでに1ヵ月前だった。てへっ(*^▽^*)
高さ157mmって、あれか。ちょいとでかくてブックカバーの流用できないepi文庫とかデ●アル文庫とかか?(゚д゚) 取りまわしが面倒で、売り手には評判悪そうだよなあ。活字が大きくなるってのは、何ポイントくらいの差が出るんだろ。あー、ナイトウォッチ・シリーズみつからねー(爆)

新聞もそうだが、どこまで活字大きくすれば気がすむんだか。確かに、古本屋とかベッド下のダンボール(笑)から発掘した昔の文庫だと、活字は小さいは、周囲の余白は広いはで、「昔はこれフツウに読んでたんだなー」と慨嘆してしまうのだけど。
……あw

※『宇宙英雄ペリー・ローダン』、『グイン・サーガ』など、一部シリーズ作品を除きます

除くのかよっ(爆) フォーマットちがうの残すとコスト削減につながらんぞー。

ハヤカワ・オンラインのニュースリリース(4/7) (リンク切れ)