カンターロ・サイクル簡易レキシコン

昨日に引き続き、カンターロ・サイクルの情報。内容紹介の際、主な用語はこう訳したよ、という。一部若干手直ししてるけど。
当然ながら、ネタバレになる部分もあるので、避けたい向きはブラウザバックで。

A

  • Absoluter Stillstand …… 〈絶対停止〉状態アブソリュート・スティルスタンド。シールドされていないハイパー機器をブロックする。
  • Abstill …… アブスティル → Absoluter Stillstand
  • Abstraktspeicher …… アブストラクト・メモリ。アムリンガルの年表の〈概要記憶装置〉。
  • Advok …… ベンゴシアドヴォク。とあるフランス革命時代の弁護士(Advokat)の名を偽名にしていた人物。
  • Amagorta ……  〈アマゴルタ〉。アマレナが隠遁したとされる場所。銀河系中枢部のブラックホール。
  • Amarena …… アマレナ。ヴィペルターとエスククエル人が合流した種族の自称。「民族」の意。
  • Amimotuo …… 〈アミモテュオ〉。アムリンガルの年表のアブストラクト・メモリ。一抱えくらいのデータ・クリスタル。
  • Amringhar …… アムリンガル。謎多き〈年表〉の所在地。
  • Anoree …… アノレー。ネイスクール銀河の「星の暗黒回廊の管理種族」。
  • Archäonten …… 〈始祖〉。アノレーらによるアマレナの尊称。
  • Assu-Letel …… アス=レテル。ヘクサメロンの〈清浄の領主〉。

B

  • Báalol-700 …… バアロル=700。1149年の「700周年」に向けて製造中のアンティ・クローン。
  • Bekassu …… ベカス族。マゼラン星雲で勃興したコウモリ型種族。大破局から救った「神々」を尊崇する。
  • Bionten …… バイオント。遺伝子実験の結果「廃棄処分」とされたクローンたち。
  • Bliss …… ブリス。荒廃した地球でローダンの出会う少女。浮浪児集団のボス。
  • Blitzer ……  雷撃者ブリッツァー。ドリフェル・ショックからまもなく銀河系にあらわれた、神出鬼没、“雷撃”ブリッツシュラークと呼ばれるハイパーエネルギーの一撃で惑星を壊滅させる、謎の襲撃者。英語のブリッツァーはストリーキングらしいw
  • Buch Log …… ブック・ログ。惑星ブガクリスの山人に伝わる《バジス》の航宙日誌。

C

  • Cantaro …… 〈カンターロ〉。ハウリとの百年戦争に揺れる局部銀河群にあらわれ、動乱を鎮めたとされるドロイド種族。
  • Chronopuls-Wall …… 〈クロノパルス・ウォール〉。銀河系に接近する生命も機械も狂わせる謎の障壁。
  • CILADA …… 〈シラダ〉。新銀河暦9世紀頃に存在した抵抗運動組織。名称はポルトガル語で、「罠」。

D

  • Deftra-Feld …… デフトラ・フィールド。デフレクターとフィクティヴ転送機の融合した、ある星系を隔離するバリア。
  • DORIFER-Schock …… 〈ドリフェル・ショック〉。新銀河暦448年前後の事件の総称。
  • Drakisten …… ドレイキスト。ドレイク機構のメンバーの通称。
  • Dreizackschiff …… 〈三叉船〉。ブルー・ナックの操る、ポセイドンの三叉戟を思わせる形状の宇宙船。
  • Droid …… ドロイド。アンドロイドというか、今回は「サイボーグ」の言い換えと理解すればいい。
  • Druithora …… ドルイトラ。M-87銀河の中枢部イディオムによる名称。
  • Dschufar ama Sunnuh …… ジュファル・アマ・スンヌー。イホ・トロトの同行者となる、ハンガイ由来の謎の人物。

E

  • ELYSIAN …… 《エリュシアン》。タフン所属のメド・シップ。正篇・外伝と数奇な数百年を送る。
  • Eremit von Satrang …… サトラングの隠者。銀河障壁の外、惑星サトラングから「銀河系の新たな支配者たち」との闘争を呼びかける、その正体は……。
  • Eskuquel …… エスククエル人。飛行都市で宇宙を放浪するヴァウペルティアの末裔。 → Amarena
  • Ewigkeitsschiff …… 永遠の船。さまざまな惑星からベカスを徴用するロボット船、ベカスにとっては神の船をこう呼ぶ。

F

  • Freihändler …… 自由商人。銀河障壁外の抵抗運動組織。「自由を商うもの」か「自由にふるまうもの」かは不明。
  • Friedenssprecher …… 平和スポークスマン。アノレーが設置した、カンターロへの呼びかけ自動放送局。
  • Funkwall …… 通信障壁。銀河系内外のハイパー無線交信をシャットアウトする。

G

  • Gastropoide …… 腹足類ガストロポイド。ナックのようなナメクジ型種族の総称。
  • Geisterschiff …… 幽霊船ゴーストシップ。サトラングで初めて遭遇する、ぼんやりしたエコーしか探知できない“生命盗人”の船。
  • General …… 将軍。カンターロの階級で、戦略家の下、一般兵の上。
  • Genfabrik …… 遺伝子ファブリ。銀河系各地につくられたクローン工場。
  • Genmüll …… 遺伝子廃棄物。 → Bionten
  • Gevonia …… ジェヴォニア。かつてリバルド・コレッロの拠点だった惑星。過去編(新銀河暦9世紀)にて登場。
  • Giga …… 〈ギガ〉。シミュセンスのネットワークを遡り、さらにタイタンから生還したとされる伝説の人物。
  • Goliath-700 …… ゴリアテ=700。1149年の「700周年」に向けて製造中のシガ人クローン。
  • Gurrads …… グラド。マゼランの獅子人間。

H

  • Herren der Straßen …… 〈回廊の主人たち〉。カンターロを支配するとされる。歴史のはざまに点在する様々な名前から、その実態は杳として知れない。
  • Humanidrom ……  〈ヒューマニドローム〉。新銀河暦800年に建造が発表された、惑星ロクフォルトをめぐる巨大な宇宙ステーション。当初は「銀河諸種族の博物館」になるとされた。 → Werkstatt der Sucher
  • Hundertsonnenwelt …… 二百の太陽の星。ポスビが予言者とともに去った後、委託されたグラドが管理している。
  • Hyguphoten …… ヒグフォト。「ヒポキサンシン=グアニン=燐化ボシル転移種」の略で、エルトルス人を元にした強化クローン。

I

  • Imperium von Karapon …… カラポン帝国。ハンガイ=カルタン人の分派カラポン人の星間帝国。
  • Invitro …… インヴィトロ。クローンの別称。
  • Invivo …… インヴィヴォ。胎生、すなわち旧来の生殖により生まれた生命。

J

  • Juwel von Mimoto …… 〈ミモトの宝玉〉。〈暗黒のキューブ〉と合わせて星の暗黒回廊の星図をなすとされる。

K

  • Karaponiden …… カラポン人。ハンガイ=カルタン人の分派。
  • Klirr-Klang-Gott …… クリル=クラン神。シミュセンスを体現する神として伝承される存在。
  • Konstrukteure des Zentrums …… 中枢部の設計者。M-87銀河のカースト制度の頂点。
  • Kontrollfunknetz …… 制御通信網。生のインパルス、死のインパルスを媒介する。

L

  • Lafsater-Koro-Soth …… ラフサテル=コロ=ソス。ポルレイターのスポークスマン。
  • Lokale Gruppe …… 局部銀河群。最近は、また局銀河群呼びになってきた感も。

M

  • Machraban …… マハラバン。アノレーがアマレナを尊崇する呼び名。「旧主」の意。
  • MERZ …… MERZメルツタイプの艦船、と使用する。多目的用途(MEhRZweck)、の略。
  • Monos …… 〈モノス〉。〈回廊の主人たち〉の存在を知って焦るローダンに挑戦状をたたきつけてきた敵。添付された細胞片のDNA分析の結果、“母”が消息不明のゲシルと判明。由来は「主人たち」(複数)と対蹠的な「ワタシはキミの敵」(単数)からのコードネーム。
  • Multitasker …… マルチタスカー。ドリームハンターらが使用する、シミュセンスに埋没しないための機器。

N

  • Neyscam …… ネイスカム。ネイスクールの公用語。
  • Neyscuur …… ネイスクール。銀河系から5000万光年かなたのNGC7331銀河。アノレーの故郷。

O

  • ODIN …… 《オーディン》。新銀河暦490年に就航した、MERZタイプの巡洋戦艦オーディン級一番艦。長らくデイトンの旗艦、後ローダンの乗艦に。
  • Organisation Drake …… ドレイク機構。自由商人の分派で、名称は海賊フランシス・ドレイクから。
  • Ortonator …… オルトネーター。カンターロの心臓に遺伝子操作でつくられた第5の心室。実は自爆装置……。

P

  • Pedrass Foch …… ペドラス・フォッシュ。ドレイキストのひとり。
  • Perle Moto …… 〈モトの真珠〉。カラポン皇帝が求める謎の宝物。名称がアレとかコレと類似しているが、元の所持者は実は……。

R

  • Raum-Zeit-Falte …… 時空褶曲しゅうきょく。空間をたわめてマイクロ宇宙を作り出す技術。
  • Romulus …… 〈ロムルス〉。正体不明の〈ヴィダー〉リーダー。

S

  • Sashoy-Imperium …… サショイ帝国。ハンガイ=カルタン人の分派。
  • Schwarze Sternenstraßen …… 〈星の暗黒回廊〉。太古〈回廊の主人たち〉が建造したブラックホールを介した転送網。
  • Schwarzer Kubus …… 〈暗黒のキューブ〉。〈ミモトの宝玉〉と合わせて星の暗黒回廊の星図をなすとされる。
  • Simusense …… 〈シミュセンス〉。疑似体感ネットワークとか当時はいろいろ苦慮したが、要はアクセスした者はヴァーチャル世界〈ドリーム・テラ〉にダイヴ! ただしマルチタスカーをつけていないと、夢に没入して目がさめず、本体はロボットに自動介護される状態に。
  • Stratege …… 戦略家。カンターロの階級(最上位)。
  • Supremkommando …… 最高司令部。多くの将軍、戦略家からなるカンターロの出世の頂点。

T

  • Tarkan-Verband …… タルカン部隊。タルカン艦隊(Tarkan-Flotte)とも。Verbandは軍事用語では部隊、集団。
  • Todesimpuls …… 死のインパルス。オルトネーターがこれを受信すると大爆発。
  • Traumhelfer …… ドリームヘルパー。マルチタスカーを持ち、「夢見る権利は平等」とハンターと抗争中。
  • Traumjäger …… ドリームハンター。マルチタスカーを持ち、高品質な夢を求めて人間狩り。2000年を生きた某テラナーの夢は、そりゃあ上質で……(笑)

V

  • Vierarmiger Prophet …… 〈四腕の予言者〉。ローダンの死の噂を否定し、ポスビを扇動して旅立ったその人とは……?
  • Viperter …… ヴィペルター。ヴァウペルティアの末裔(惑星定住組)。エスクエル人と合流し、新たな種族アマレナとして宇宙へと旅立つ。
  • Virenwall …… 〈ウィルス・ウォール〉。コンピュータ・ウィルスが艦船を行動不能に。あとは撃沈するだけの簡単なお仕事。

W

  • Wahnsinnsbarriere …… 発狂バリア。 → Chronopuls-Wall
  • Werkstatt der Sucher …… 〈探求者の工房〉。現在、ナックの巣窟となったヒューマニドロームのこと。
  • WIDDER …… 〈ヴィダー〉。「雄羊」「破壊鎚」の意味を持つ抵抗運動組織。

Z

  • Zeittafeln von Amringhar …… 〈アムリンガルの年表〉。エラートらが探索を命じられた謎だらけの代物。
ダールショルさん(□虚)

なんというかね……このサイクル、かなりおもしろいのよ。695年後の変わり果てた未来。ツテをたどって銀河系へ帰る苦難の道のり。倒れる味方。絶望のなか、思いもよらぬ再会もあったり。
一方、敵の側でも、アイデンティティを喪失してorzるやつもいれば、ピンチをチャンスに変えて出世街道をばく進するやつもいる。そして、えてしてそーゆー時に落とし穴が待っているものでw
でも、それも翻訳がちゃんとしてればの話なんだよなあ。いろいろ不安だなあ。

うちの辞書2012

「誤訳天国」をはじめた当初、ネタのひとつとして手持ちの辞書類をとりあげようと、「辞書」カテゴリをつくったはいいが、結局gdgdで最初の記事以降、立ち消えとなった。6年余が経過して、それじゃあ今はどうしてんだということで、ひとつ。

《独和》

前回「切れはじめた」と書いたマイスター独和辞典(大修館)は、その後ご臨終となり、『木村・相良』を除いた現行のラインアップは以下のとおり:

  • 新現代独和辞典(三修社) 見出し語数110000語
    現在のメイン辞書。1994年2月発行。総革装版でお値段6,320円。
    なんとゆーか、結局最初の辞書に戻ってきた感がすごく投げやりだ(笑)
    とはいえ、「新~」になって収録語数も1割増しだし、手に馴染んだ使い勝手も悪くないので、まいっか。
  • アクセス独和辞典(三修社) 見出し語数54000語
    サブ辞書といいつつ、実はあんまり使っていない。1999年3月発行。4,000円
  • ドイツ語ポケット辞典(研究社) 見出し語数 独和30000語 和独3000語
    2005年9月第2刷。2,600円。独和・和独の両用だし、カバンに入れておでかけするにはよさそーだ、と購入。……でも、俺、かなりインドア派なんだorz
    しかも木村・相良も相当ハンディなので、本棚のこやし状態。

独和の使用頻度は、6年前より格段に低下しており、辞書の寿命も延びそうな感じ。これは、わたしの学力が飛躍的に向上したわけではなく、主にインターネットのおかげである。
いや、Google翻訳じゃないよ?(笑) Google検索、Wikipedia の他言語転送や、Wiktionary あたりは超便利。基本、独独ないし独英になるが、単語検索→さらに用例検索していけば、だいたい理解可能な文例があるものだ。前回話題にした Malessen とかも、そう。多少の手間はかかるが、実にありがたい。
他にも お世話になった(なっている)サイトはいくつかあるが、これはまた別の機会にでも。
そういえば、結局買い直してないなあw >独和大辞典(小学館)

《その他和書》

  • ヴァーリヒ現代独独辞典(駿河台出版社)
    1992年6月第2刷。6,500円。
    いわゆる「ドイツの国語辞典」なので、意味というより、実態を理解するのによさそうと購入。便利は便利……だが、文字のポイントがめっさ小さいため、そろそろ読むのがたいへーん。
    い、いや、乱視なんじゃよ。老眼ではない……はず。まだきっとたぶん。
  • ドイツ語類語辞典(三修社)
    1995年2月発行。9,500円。
  • ドイツ語語源小辞典(同学社)
    1995年3月第3版。2,800円。
    類語・語源とも、微妙に用法が異なる複合動詞や分離動詞の探究に。
    語源はマメ知識にしかならないかもしれないが、意外と楽しい。まあ、個人的には、白川静先生のまとめておられる、金印や甲骨文字に見る漢字の源とかのおもしろさには、ちとかなわないと思うけど。そのへんは、まあ漢字使ってる日本人だし(をひ
  • 羅和辞典(研究社)
    1997年6月(第30刷)。4,700円。
    ラテン語である。欧米じゃ素養があって当然なのかもしれないが、こちとら日本人だし。ローダンでたまに登場する、怪しいテクニカルタームがラテン語由来でも、どんな機能だかさっぱりわかんねーものなあ(汗)
    この手の辞書で30刷ってすごいと思ったら、初版1952年、増補改訂版1966年だった。
    余談だが、まさか、『テルマエ・ロマエ』とか漫画(映画)のタイトルでラテン語をどかーんと見る日がこようとはw
  • ロワイヤル・ポワッシュ仏和・和仏辞典(旺文社) 見出し語数70000語
    2005年(2刷)。2,200円。
    いわずと知れた、某放蕩息子が原因ではある。
  • 翻訳語中心日本文化紹介小和独辞典(朝日出版社) 見出し語数2300語
    2008年6月発行。2,300円。
  • ドイツ・西欧ことわざ・名句小辞典(同学社)
    1994年4月発行。2,800円。
  • 図説ドイツ民俗学小辞典(同学社)
    1986年6月再版。2,000円。

このあたりは、まあ、雑学だねえ。

《変わりダネ》

  • おいしく食べて楽しいドイツ語(三修社)
    2003年1月発行。1,400円。
    辞書じゃないし、別にわたしゃドイツ料理とかもしないけどw
    料理器具や調味料の名前とか、まとめておぼえられるよー(を
    ……そういや、工作員のコードネームを「砂糖」とか訳した御仁がおられたな……。
  • ビール祭りで乾杯だ!(幻冬舎)
    ヘタリア Axis Powers 旅の会話ブック ドイツ編。
    2012年3月発行。1,000円。
    『ヘタリア』本編は読んでないんだけど(笑)
    随所に挿入される、ヘタリア4コマ(日独対訳つき)にそそられて、つい……。
    いや、でも、ローダンばっか読んでると、日常会話とか身のまわりの品とか、そういったボキャはすこーんと抜けてるから……でも、日常か、これ?w > 4コマ
  • インデックス式ドイツ文法表(白水社)
    2003年4月第10刷。1,500円。
    昔の誤訳天国(ファンジン版)で書いたけど、第二外国語以降、文法の勉強ってちゃんとしたことないから……たまには……でも、あんま開いた形跡がないなorz
    まあ、独和巻末には、たいてい必要最小限の文法は書いてあるけどねえ。冠詞の格変化とか接続法とか動詞の語尾変化とか。

《洋書》

うん。値札はがしちゃったら、いまさら購入価格とかわかんねえ(笑)
一部 Amazon で買ったやつは、履歴を探れば載ってるだろうけど……いいよね?w

  • LEXIKON A-Z (DUDEN)
    2001年発行。見出し語数45000語。卓上百科事典である。いろいろ便利。
  • Das Herkunftswörterbuch (DUDEN)
    1989年発行。語源辞典。
  • Die sinn- und sachverwandten Wörter (DUDEN)
    1997年発行。見出し語数82000語。類語辞典。
  • Latenisch-Deutsch (DUDEN)
    1986年発行。見出し語数30000語。羅独辞典。
  • Die Geographhie (DUDEN)
    1991年発行。地理辞典。
  • Wörterbuch der Abkürzungen (DUDEN)
    1999年発行。略語辞典。
    ローダンの原書だと、おそらく意図的に、極力使用しない(まあUSOとかSolAb――太陽系秘密情報局――とか、ないことはない)のだろうが、一般には略語が超多いのである、ドイツ語。なので、ローダン以外を読むとき、非常に助かる。
    『労働者階級の手にあるインターネット』は、これがなかったら訳せなかったかもしれない。
  • Lexikon der bedrohtn Wörter (Rowohlt)
    2005年発行。死語辞典……じゃないな。絶滅危惧語辞典、ドイツ語のレッドデータブックか。
    まあ、ほとんど使われない言葉の辞典だから、翻訳にはさほど関係なさそうだが(笑)
  • LEXIKON DEUTSCH Kinder- und Jungendliteratur (Stark)
    1998年発行。児童文学事典。
  • MEYERS KLEINES LEXIKON Literatur (Meyers)
    1986年発行。文学小辞典。
  • Lexikon der Science Fiction Literatur (Heyne)
    1988年発行。SF百科。
    rlmdi.関連の話題でたまに取りあげるが、実にありがたい本。収録された内容は特にドイツに限定されないのだが、ドイツのSFヘフトとか追いかける身としては、シリーズ解説やタイトルリスト等、まさに宝の山。
    これ、確か改訂版が出ているはずである。
  • Lexikon der deutschsprächigen Krimi-Autoren (der Criminale)
    2005年発行。ドイツ語圏犯罪小説作家レキシコン。
    いや、だってツィークラー掲載されてるんだよ?(笑)
  • Lexikon der Fantasy-Literatur (Fantasy Productions)
    1988年発行。ファンタジー文学レキシコン。
    いや、だって(ry
    出版元は、先頃までアトランのペーパーバック版シリーズを刊行していたファンプロである。

あと、Was ist was? (子ども向け図解百科事典)が1冊あったと思ったんだけどなー。でかくて取りまわしメンドイから処分しちゃったかなあ。人体各所の名称とか、ひと目でわかって便利だったんだけどな……。

……。
以上、まあ、『シンボル辞典』とか『神話・伝説辞典』の類は、辞書という観点から今回ははずしわたけだが。わたしが「辞書フェチ」を(やや自嘲をこめて)称するのも、故なきことではない。
#「持っていれば安心」なわけでもないのにね(笑)

費用対効果を考えると、役に立っているか疑問を禁じ得ない本も、相当数混じっているのは否めない。それでも、Every dog has his day. って言うじゃない? 『こんなこともあろうかと!』と、真田さんばりに叫べることも、それぞれの本に、ちゃんと1回くらいはあるのだ。(だれが聞いているわけでもないがw)

そもそも、辞書は「道具」である。使うべき時とところをまちがわないためには、道具をそろえただけでなく、使う側の研鑽も欠かせない。これら大量の「道具」は、はたして今後も、ちゃんと持ち主に使われてくれるだろうか。

うちの辞書:独和編

あんまりイタい話ばかりなのもナニなので……つーか、こっちの方が、実はもっとイタいかも(笑)
自称・辞書フェチ(爆)なわたしの家には、まっとうな百科事典とかはないくせに、ローダン読むため・SF訳すため、と称して、やたらと辞書・辞典の類が多い。いったいどのくらいあるものやら、そのうち整理しようと思いつつ、ほったらかしである。何かの参考……にはならないと思うけど、こんなものがありまっせ、というだけの話。

まず、ローダンを原書で読むうえで、どうしても必要な独和辞典。

一番最初に使った独和は、高校の図書室にあったもので、独和・和独が一冊におさまったハンディタイプのものだった。これは、もはや出版社すらわからない。現ソラー・フリートの井口氏の共同輸入に交ぜていただき、はじめて手にとった原書である400話『たそがれの人類』をテキストに、受験勉強のふりして図書室でレポート用紙に翻訳の真似事をしたのだが……結果は以前、FC会誌版の誤訳天国で書いたとおり。全面改訳のうきめにあった。いや、辞書のせいじゃなくて、文法をまるで知らなかったせいなのだが。

続いては、大学の第二外語のために購入した辞書。
●現代独和辞典(三修社) 見出し語数96000語
1984年に購入し、初期の原稿はこれ一冊でどーにかした。購入した理由は単純、学校指定だったから。教科書といっしょに並んでいたのだ。しかし、ぼろぼろになるまで使ったのは、当然というか、大学の授業ではなく、ローダン読むためである。その余禄は、『エスタルトゥへの道』等の要約集として結実した。最終的に、ページがずっぽり抜け落ちてしまい、ご臨終に。4000円。
現在は、後継である新現代独和辞典が書店に並んでいる。

●独和大辞典(小学館) 見出し語数160000語
1985年に出版されたバカでかくかつバカ高い辞書。当時、25000円というのは大金だった(今でもそうだけど)。確かパチンコの勝ち分をつぎこんだおぼえがある(笑) 語数の多さは伊達ではなく、複合動詞などを調べるのに役立った。大学中退して市川へ流れる際、そのバカでかさがアダとなり、古本屋行き。
いまは第2版、しかもコンパクト版が出版されている。値段もけっこうお手頃に……辞書コーナーに行くたびに、買い直そうかと手にとっては棚に戻している(笑)

●マイスター独和辞典(大修館) 見出し語数65000語
上記の現代独和辞典がお亡くなりになった後を受けて、現在も使用している。見出し語数は3分の2になっているが、実際の使い勝手はそんなに変わらない。3900円。
なぜこの本を選んだかというと、その少し前、カンターロ・サイクルで頻出した vernetzen 「ネットにつなぐ、ネットワーク化する」という動詞が載っていたのが、当時これだけだったから。実にローダン優先でわかりやすい理由である。
さすがに最近、これもページが切れはじめた。そろそろ買い換えどきかもしれない。先日遭遇した新語(?)、Malessen が載っているやつが欲しいのだが、みつからずにいる。ご存じのかたはご一報を。

あと、たまに使っているのが木村・相良のコンパクト版。元々はマガンが愛用しており、やや文語的な訳語……有り体に言うと少々古めかしい訳語が、最近の辞書には載っていない意味を教えてくれるので、結局自分でも購入してしまった。

さすがに20年もローダン読んでいると、大意をとるだけなら辞書がなくてもどーにかなる程度にはなったが、ちゃんと読むにはやっぱり辞書は欠かせない。いつかこれぞ!というのに出会いたいものだが……。
サイト「電脳独語教室」の統計を見ると、30種類以上出版されているという独和辞典。実際の本屋でそんなに並んでいるのにはまだお目にかかったことがない。至高(だか究極だか)の辞書にめぐりあう日は、やってきそうにないのだった。