"Rhodan Extra 2"は9月発売

昨年、CD-ROM付きで発売されたRhodan Extra 1。すでに今秋の第2号発売は予告されていたが、どうやらうまくすればこのまま年1回の刊行になるようだ。
今回告知されたのは発売日(9/2)と、おおよその内容。

  • H・G・フランシス著の小説『アンタレス(リフ)
  • カラー8p、断面図解作家ギュンター・プッシュマンによる「未来の交通システム」
  • 惑星小説『あと一歩で人間』のドラマCD
  • 読者懸賞

フランシスによる外伝(?)は、テラノヴァ・サイクルの前哨戦。テラのTVプロデューサー、アルビオン・アルドグラードの視点で描かれた物語で、そのクルーがアンタレス宙域で〈反逆者〉の宇宙船に遭遇する。
『あと一歩で人間』は、フーベルト・ヘーンゼル著の惑星小説340巻のCDドラマ化。西暦2425年、ホイッスラー・カンパニーのロボット・アダムがフィールドテスト中に犯罪組織コンドス・ヴァサクの工作員と接触し……というもの。ただし、過去に市販されたCDの再録のようだ。

■公式Logbuch: Ein Auftakt zum TERRANOVA-Zyklus (リンク切れ)
■昨年の記事: ローダン・エクストラ1刊行予定

ローダン新サイクル情報

公式BBSの書き込みによると、2300話からのラージサイクル名が〈平和ドライバー〉であることが確実になった模様。

ローダン・ファンツェントラーレの会誌SOLの39号に、草案作家ロベルト・フェルトホフのインタヴュー記事が掲載されることはすでに公式Newsで報じられていたが、今回その速報スレッドがスポイラー(ネタバレ)板に立てられた。概要は、

  • ラージサイクルは2300話から2499話まで
  • 重要な役割を演じるのはカロン星団と住人カロニー族
  • 超知性体アルケティムもひきつづき鍵となる存在
  • デュアル船長率いる抹殺部隊〈反逆者〉が銀河系に出現
  • ハンガイに負の球体が誕生(発端はトレゴンの陰謀)
  • 2320話近辺でアラスカ・シェーデレーアがカムバック

――といったところ。
2300話からの重要なテーマが平和ドライバー機構であることは、すでにExtra-1のまえがきでフェルトホフ自身が述べているので、ラージサイクル自体は、さほど驚く話ではない。
また、ストーリー的な部分は、おそらく2300話からのテラノヴァ・サイクル序盤相当と思われる。太古、負の球体発生の危機を阻止して死亡した超知性体アルケティム。同様の事態がまた生じるのか。
〈反逆者〉はどうやら敵にまわる組織らしいが、はたして混沌の勢力と関わりはあるのか。というか、Terminale Kolonneを「抹殺部隊」と訳したが、もしかして平和ドライバー機構の「末端部隊」だったらどうしよう(爆)
また、平和ドライバーと以前から接触をもっているアルゴリアン種族や、妙に気に入られているらしい(笑)カンティランとマイクルのローダン兄弟も今後の動向が気になるところだ。

あと、いじわるな意見としては、ハイパーインピーダンスが継続した状態で、銀河系とハンガイその他の舞台をどうやって結ぶのかは、ある意味見物ではないだろうか。

■ローダン・ファンツェントラーレ: PRFZ

ATLANちょっとだけ最新情報

ダークスター・サイクルも中盤にさしかかり、暗黒物質の降着円盤〈ダークスター〉も登場していよいよ盛り上がって……いるかはちょっと微妙だが(爆) 公式サイトのLogbuchで、クロップ女史が次なる〈イントラヴェルト〉サイクルの焦点をちらりと公開した。以下、その抜粋である。

  • ドゥインゲロー銀河で大法官と対立する、謎の〈抵抗勢力〉の背後にあるのは何ものか?
  • 〈炎塵〉こそが謎につつまれた、大法官の力をくじくとされる道具なのか?
  • なぜアトランが、イントラヴェルトにおいて〈炎塵〉を受けとるべく選ばれし者なのか?

……要するに、まだドゥインゲロー銀河なのである。ってことは、ダークスターも健在なのだろう。
抵抗勢力がクエリオン人じゃないのかとか、1200話代で消息を絶ったオヴァロンの幽霊が出てきやしないかとか、妄想をたくましくする余地はいくらでもあるのだが。グルエルフィンにはいつごろ到着のご予定なのやら。むう。

■公式Logbuch: ATLAN-Intrawelt: Die Planung läuft auf vollen Touren (リンク切れ)

ATLAN新サイクル情報

過ぎる5月28日、ガルヒンコンのアトラン関係プログラムで、編集責任者ザビーネ・クロップ女史より2点の情報開示がおこなわれた。

まず、草案作家の交代。
現草案作家のウーヴェ・アントンはダークスター・サイクル終了とともに降板(作家としては継続して執筆)。新しい草案作家はミハエル・マルクス・ターナーが担当する。
……交代の理由が、アントンの〆切破りであるというのは、なんといったらよいのやら(苦笑)

そして、新サイクル名の公開。
新アトラン・ヘフト37話(9/23発売予定)からはじまるサイクルは〈イントラヴェルト(INTRAWELT)〉になるそうだ。
〈中間世界〉、ないしは〈中有界〉と仮称しておく。詳細は、どちらにしろ秋にならねば明らかにならない。なにしろ、ダークスター・サイクルはまだ序盤戦なのだから。
――ではあるが、なんとなく、時間病塞の〈内科宇宙〉を思い出してしまうのだが。それともヴァルガン人のマイクロ宇宙のが近いのかな。新鋭ターナーには、ますます期待がかかるところだ。

■公式News: Neues von ATLAN (リンク切れ)

パン=タウ=ラ続々報

11月から刊行スタートの『ペリー・ローダン:パン=タウ=ラ』。大判ペーパーバックで450ページ前後、各巻12ユーロ。でもって、実は隔月刊だったことが判明した。
また、公式サイトでは作家3名が公表されたばかりだが、ファン・ツェントラーレのニュースメール等ではタイトルも明記されている。以下のとおり:

  1. Frank Borsch / Die Lebenskrieger
    生命の戦士団
  2. Andreas Brandhorst / Die Trümmersphäre
    廃墟球圏
  3. Marc Hillefeld / Die Quantenfestung
    量子の要塞

3巻担当のマルク・ヒレフェルトはシリーズ初出。1968年生まれで、作家というより脚本家、実用書を多く手がけてきた人物で、代表作は文化人類学の研究を小説風にまとめた『時間の支配者(Der Herrscher der Zeit)』と、『ダ・ヴィンチ・コード』の関連書籍『こじあけられた暗号(Code wird geknackt)』。特に後者はドイツではベストセラー、らしい。

ちなみに脚本・ノヴェライズの翻訳等で名前がみつかったのが『チャームド:魔女3姉妹』。魔女版チャーリーズ・エンジェルというか、アメリカのTVシリーズなのだが、各話タイトルとか見ると、「……ギャグ?」な感じ満載。しかし、本国ではすでに第8シーズンが放送される人気作。日本でも昨年まで、天下のNHK、BS2で第1~4シーズンが毎週放送されていたという……いや、見てないよ?
さらにちなみに、同作のノヴェライズ翻訳(独訳)、かのトマス・ツィークラーも参加していたりする。うあ、ちょっとだけ読みたいかも……(笑)

■公式Logbuch: Die »Drei«, Teil zwei (リンク切れ)
■Charmed ~魔女3姉妹~ オフィシャルサイト (日本語) (リンク切れ)

パンドラの箱再び

――というわけで。前回報じたポケットブック小シリーズ、続報である。

正式名称は「ペリー・ローダン:パン=タウ=ラ」。
出版形態は、これまでの3シリーズとは異なり、大判ペーパーバック(トレード・ペーパーバックというらしい)。新装版の刊行がはじまっている大群サイクルが同じ判型らしいが、ヘフト全話あるし、邦訳も出てるしで、購入していないので正確なところは不明だったり(汗)
また、これまでと一番異なるのは、全3巻であるということだ。大判かつ大増ページだそうなので、分量的にはあまり変わらないとのこと。ログブーフを執筆したフランク・ボルシュによると、作家3名中2名は「ローダン:レムリア」に参加した人で、3人目が誰かは次回のログブーフの目玉なのだとか。
内容自体については、前回に追加するような情報公開はないに等しいのだが、すでに公式サイトのBBS・銀河フォーラムでは、この小サイクルが本編のどのあたりに相当するのか、どんな話になるのか推測がとびかっている。

以下、余談:
《パン=タウ=ラ》とは、力強き者バルディオクが使用していた胞子船。胞子船は、「やわらかい金属」アレナントで造られた、直径1126kmと小型の月ほどもある巨大な球形艦で、コスモクラートの協力者が生命・知性を播種する過程で、搬生素――オン量子とノオン量子――の散布に用いる。
《パン=タウ=ラ》は200万年ほど昔に、時知らざる者の同盟を裏切ったバルディオクによって盗まれた。バルディオク自身は叛逆の試みが露見し肉体消却刑に処せられたが、胞子船の所在は長く秘密のままだった。西暦3586年、《パン=タウ=ラ》はコスモクラートのロボット・ライレによって、内部で無秩序に誕生した搬生素生命体の拡散を防ぐため、最終的に超空間へと封印された。
なお、パン=タウ=ラの名称は太古の地球にも伝わり、パンドラの箱の伝説の由来になったともいう。

■公式Logbuch: Die »Drei« (リンク切れ)

ペリー・ローダン:9(仮)

現在・過去・未来……。ハイネから刊行されたローダンのポケットブック小シリーズは、これまでのところ『アンドロメダ』が現在、『オデッセイ』が未来、『レムリア』が過去に、それぞれスポットを当てている。そして、また今秋から全6巻で新シリーズの刊行が予定されているらしい。
公式サイトのLogbuchでフランク・ボルシュが提示した今回のキーワードは、「9」……。

ローダン・シリーズでは通例「7」がマジックナンバーとされるが、ボルシュが挙げた例のように、「9」にまつわるものも、実はけっこう存在する。大群の9人のイマジナル、9名いたヴァッサーマルの汎銀河統計者、放浪種族ローヴァーの九塔施設、マークスの9人の父、物質の泉ゴウルデルの9つの噴出口、等々。
上記のうちのひとつが、次のポケットブックのテーマにからんでくる、とのことだが……。

1巻目のタイトルが『《パン=タウ=ラ》』ということなので、超空間インピーダンスによって封印された胞子船が通常空間に落下してくるという出だしなのかな、とか推測してみる。そう考えると、胞子船の封印されたアルグストゲルマート銀河と〈宇宙林道〉で結ばれたエランテルノーレ銀河(ゴウルデルがある)が有力? ちょうど同時期に2300話が出て、〈平和ドライバー〉組織がクローズアップされそうだしなあ。

まあ、いかにもなので、見事にミスリーディングされている可能性もなきにしもあらずだが(笑)

■公式Logbuch: Neun … und die Folgen (リンク切れ)

〈ダークスター〉開幕

4月8日発売の『ガルブヨルの永遠の生命』(クナイフェル)から、ATLANヘフトは新サイクル〈ダークスター〉に突入した。

〈秩序の剣〉を称するガルブの大法官たちの正体はいまだ見えない。ただ、ヴァルガン人の遺産であるプシの泉の膨大なエネルギーを、かれらは〈ダークスター〉のために必要としていたようだ。
プシの泉ムルロトのエネルギー抽出をあやういところで遮断したアトラン、キサラたちは、謎の敵のシュプールをたどり、銀河系から1628万光年かなたのドゥィンゲロー銀河へと到達するが……。

公式サイトの速報を見て驚いたのは、アトラン一行がまだグルエルフィンにたどりつかないということ。物語全体がかなり長いものになるであろうことは、草案担当ウーヴェ・アントンのインタビュー記事等から推測がつくとはいえ、大法官サイクルが終わって大法官の正体が皆目見当がつかない状態なのはいかがなものか。ダークスターは、ちゃんと出てくるんだろうな?(笑)
また、前回の速報からタイトルが微妙に変わっているのにお気づきの方もおられるかもしれない。ガルブ、という名称が、ガルベッシュとイコールであることが判明したせいである。なんでまたやつらが、と一部のファンは妄想をたくましくしている模様。

なお、次巻『《エリスガン》最後の戦い』は、アトラン・ヘフト通算900話である。なんか、それっぽいオマケが用意されているとかいないとか。

■公式Logbuch: Start zum »Dunkelstern« (リンク切れ)

ダークスター速報(憶測)

4月からはじまるATLAN新サイクル「ダークスター」の初期タイトルがようやく発表された。作家は未詳。

Die Lordrichter-Zyklus (承前)
 23. Hans Kneifel / Mond der Visionen
   ヴィジョンもたらす月
 24. Michael Marcus Thurner / Angriff der Lordrichter
   大法官の攻撃

Der Dunkelstern-Zyklus
 25. Das Ewige Leben der Garbyor
   ガルブヨルの永遠の生命
 26. Der letzte Kampf der ERYSGAN
   《エリスガン》最後の戦い
 27. Im Zeichen des Bo”sen
   悪の名のもとに
 28. Kontakt auf Alarna
   アラルナでの接触

現行サイクル冒頭で、大法官たちのグルエルフィン侵攻が報じられるわけだが、以後ストーリーはずっと銀河系周辺を行ったり来たり。ヴァルガン人の遺産をめぐる話ばかりが続いている。ダークスターの宣伝もさっぱり出てこないと思ったら、どうやらダークスターでやっとグルエルフィンに遠征っぽい。ストーリーが直結しているので、予告イコールねたバレになってしまう……んじゃないかな。
グルエルフィンといえば、オヴァロンの幽霊(汗)はどーなったのだろーか。それと、改造人間バス=テトのイルーナを製造した秘密結社《遺伝同盟》とかも。まあ、どちらもエーヴェルスが引退した現状では、表舞台には出てきそうにないけれど、ちょっと期待している。

大群サイクル新装版

すでに日本でも刊行済みの大群サイクル。ドイツでは、全9巻の新装版での刊行が決定した。ベースとなるのはおそらくハードカヴァー版(いわゆる銀本)と思われる。
カヴァーイラストはすべてディルク・シュルツによる描きおろし。また、9巻そろえると背表紙が1枚のイラストになるとか。某社のコミックスのような話である。
刊行は来春からの予定だが、すでに専用サイトもオープンしている。

  1. 大群 Der Schwarm
  2. 免疫者たちの闘い Kampf der Immunen
  3. 秘密帝国 Das heimliche Imperium
  4. 黄色い征服者 Die Gelben Eroberer
  5. 大群の支配者 Herrscher des Schwarms
  6. サイノス Die Cynos
  7. 焦点テラ Terra im Brennpunkt
  8. 偽神のたそがれ Götzendämmerung
  9. タボラ Das Tabora

一部では、なんでこのタイミングで、という声も聞かれる。ま、確かに。2100話台のストーリーで、どうやらすべての大群が機能を停止するか破壊されるかしたと伝えられたばかりだし。
「アンドロメダ」や「オデッセイ」のオリジナル・ペーパーバック・シリーズの成功に気を良くしたためだと思うが、さて、結果はどう出るか。

■公式News: Die Rückkehr des Schwarms! (リンク切れ)
■大群新装版サイト: PERRY RHODAN – Der Schwarm (リンク切れ)