銀本タイトル2020

公式サイトNewsで、来年2020年の銀本タイトルが公表された。

149. Der Einsame der Tiefe / 深淵の隠者
150. Stalker / ストーカー
151. Sternenfieber / 星々への熱狂
152. Die Raum-Zeit-Ingenieure / 時空エンジニア

銀本(Silberbände)は、ペリー・ローダン・ヘフトを合本化・再編集したもので、3月・5月・9月・11月の年4回刊行。19巻までをフォルツ、80巻までをホフマン、以降をフーベルト・ヘーンゼルが再編集を担当している。
1巻あたりの分量はヘフト版6話程度。必ずしも1話すべてが1巻に収録されるわけでもなく、収録話数はかなり変動する。また、再編集の際にエピソードの取捨選択がなされ、金星のジャングルとか、グレイビーストの流刑囚とか、プロフォスの叛逆とかがカットされているのは、過去の記事でも言及したとおり。

ヘーンゼルは、クロノフォシル・サイクルについては比較的“時系列順”へと再編集している感じ。
現在最新巻の148巻『ドリーマーの力』は、前巻『サイコフロスト』の末尾、1234話「海賊放送局アケロン」のエピソードを受けた〈警告者〉探索編からヘフト版サイクル中盤のクライマックス、クロノフォシル・テラをめぐる攻防を描くが、これが1241~1246の全6話収録である。

149巻がおそらくサイバーランド編5話+α、150巻が1251~1257の〈最後の会戦〉編、151巻がエデンII編、152巻がヴァゲンダ編から1250話「時空エンジニア」(編集次第では1269~1272話のフロストルービン帰還編も)だと思われる。1235話「エデンの電光」は149巻か151巻か。
1250話は、当時も、なんか深淵編だけやけに時間進んでない?という話はあった。影の感化力……ハヤカワ版だとグレイ作用だっけ?の侵蝕が限界まで進んでから、ストーカー(当時よりだいぶ、悪い意味が拡散したけど、訳語どうすんのかなあw)登場からのエレンデュラ編、エデンII編で、だいじょうぶかと思ってたら、フロストルービン帰還でローダン側の話が追いついたので、苦笑した記憶がある。再編集で、そのあたりが均される感じだ。

ただ、このへん、実はもうすぐハヤカワ版にも登場する変なヒト(笑)が、深淵の地とエデンII、両方に顔を出すので、ヘーンゼル大変そうだなあと……。
クロノフォシル・サイクルはもう30年以上前、エーヴェルス先生が大暴れしていた頃である(爆)

■公式News:DIE PERRY RHODAN-HARDCOVER IM JAHR 2020

ベルリン書籍見本市開催中

11月23・24日の両日、ベルリンのメルクーレ・ホテルを会場に書籍見本市BuchBerlin (Berlin Book Fair)が開催されている。
“ドイツ国内三番目に大きな”ブックフェアだ、と公式サイトで述べられている。第一は当然、フランクフルト書籍見本市だとして、二番目は……ライプツィヒかな?
こーしてみると、ホント、ローダン以外のドイツのこと知らないなあと、少々気恥ずかしいが(笑)

今年は、23日の18:30というから、日本だと明日の明け方に、ファンタスティーク大賞の授賞式が執り行われるはずである。BuchBerlinの主催(Schirmherrschaft)には、ファンタジー作家のベルンハルト・ヘンネンの名前が挙がっているが、こちらではどうだろうか。

■公式サイト:BuchBerlin

亜鈴船の旅は終わらない

11月15日発売の第12話「キューブが落ちる」をもって、ミニシリーズ・ミッション《ソル》は閉幕を迎えた。多くの犠牲を払ったが、これでローダンが元の時間へ帰還して、さてその後500年、《ソル》はどうなってるのやら~とやや方向のちがう期待で開いた最終話。
もはや伝説の船《ソル》の旅路は、予想外の展開をむかえたのだった(笑)

  1. Kai Hirdt / Das Raumshiffgrab / 宇宙船の墓
  2. Bernd Perplies / Die Althanos-Verschwörung / アルタノスの陰謀
  3. Dietmar Schmidt / Gefährlicher Pakt / 危険な契約
  4. Ben Calvin Hary / Welt des ewigen Todes / 永遠の死の惑星
  5. Olaf Brill / Strafkolonie der Ksuni / クスニの懲罰コロニー
  6. Hermann Ritter / Das Orakel von Takess / タケスの宣者
  7. Marc A. Herren / Eine kosmische Bestimmung / 宇宙的天命
  8. Bernd Perplies / Krise auf Evolux / エヴォラクス危機
  9. Ben Calvin Hary / Ins Herz der Finsternis / 闇の中心へ
  10. Olaf Brill / Die Höllenfahrt der SOL / 《ソル》の地獄下り
  11. Dietmar Schmidt / NEUBEGINN / 《新生》
  12. Kai Hirdt / Der Würfel fällt / キューブが落ちる

ヘフト本編2998話で、〈劫火〉の拡大を阻止するため、騎士のオーラのパチモンを着用せんと超知性体ゲショドの補助種族が用いる転送機〈ショドの鏡〉をくぐったペリー・ローダンは、なぜか奇妙な作用ではるか彼方の宙域へ転送され、外界と隔絶された〈漂着者の谷〉に出現する。そこには過去の記録をうしなったソラナーの末裔が暮らしており……2つの“神殿”がソル=セルであることをローダンは知る。谷の秩序を乱すものとされたローダンは、協力するわずかなものたちとともにソル=セル2を再起動、離陸する。
――というのが、ミニシリーズ第1話(既報)。

〈漂着者の谷〉を離床したソル=セル2から、ローダンは即座に特徴的な恒星配置を発見。F2型巨星8個が均等間隔でキューブ状に配列されたそれが示すのは、コスモクラートの工廠惑星、〈白い惑星〉エヴォラクス!

エヴォラクス(Evolux):
〈白の惑星〉エヴォラクスはタレ=シャルム銀河に存在するコスモクラートの工廠惑星である。初登場は2450話「エヴォラクス」(フェルトホフ)。
一辺あたり69億キロの距離で配置された8つのF2型恒星の立方体の中心に位置する。直径14万キロ、質量は木星の77倍、ただし表面重力は1.05Gという、いろんな意味で規格外、人工の世界であることがうかがえる。地球の125倍の面積をもつ地表はハイパー物理学的フィールドによって無数のセグメントに分割され、さまざまな種族が各種工程のため働いている。首都は〈天嶮都市〉ベリオサで、シーケンス評議会が惑星全土を管理する。
新銀河暦1346年、タレ=シャルム銀河の負の球体“反転”を目撃して2000万年前から帰還した《ジュール・ヴェルヌ》は、コスモクラートの使者が使用する青い転子状船が建造されているのを目撃している……のだが、当時、能率アップのため総監督として猛威をふるっていたコスモクラートの人造人間ディラメシュとひと悶着あって、これをエヴォラクスから追放している。
無茶なブラック業務を押しつけられなくなって感謝したヤコントらエヴォラクス諸種族は、《ジュール・ヴェルヌ》をいろいろいじくりまわしていらん機能をてんこ盛りにしてくれたのだが、それは今回の物語とは関係がない。ディラメシュのリターンマッチでもなかった(笑)

シーケンス評議員コルウィン・ヘルタマーとコンタクトするも、《ソル》本体の行方や、乗員の子孫が孤立した状態の理由のわからない状態で、ローダンは一旦エヴォラクスを離脱。インドクトリネーターで協力者たちに催眠教育を施す一方で、消去された航宙日誌ログブーフとは別に、艦長フィー・ケリンドによる草稿の個人的なバックアップを発見。
……このあたりで、《ソル》がタレ=シャルムにいるのは、遠征自体がこれまでヘフト本編で言われたような“目的地不詳”ではなく、アルゴリアンのクルカリャン・ヴァランティルの委託を受けたローダン自身の指示であったことが明らかになる、のだが。

ヴィラメシュ、ドムラトと、かつてヘフト本編に出てきた島宇宙での中間ストップを経て、30年の時間をかけてたどりついた目的座標には〈法〉付与機《ケオス=タイ》の姿が。強制接収されそうになったり、エヴォラクスでようやく邂逅したヴァランティルが依頼のことなど何も知らないとけんもほろろなど、踏んだり蹴ったりである。
手ぶらでは帰れないソラナーたちは、ヴァランティルの助手マスリン・ドリウの取引に乗って、帰路の時間を短縮する衝撃パルス・プロジェクターを盗み出すことにし、担保として両ソル=セルと、幼い子供たちを残して出発した……。

〈法〉付与機(GESETZ-Geber):
カーライト製で黄金に輝く、直径1126kmの球体。銀河点火弾、〈インシャラム〉と並ぶ、コスモクラート由来の胞子船派生技術である。第三の謎に述べられた〈法〉と、実際に関わりがあるのかは不明。2000万年前の、原混沌胞→混沌胞→混沌叢と〈負の球体〉化が進んだタレ=シャルムにおいて、秩序勢力の軍が侵攻する“門”を開くのに用いられた。
今回登場する《新生》は少々特殊なタイプみたい。

ヴァランティルとの再会や、終末戦隊〈トライトア〉の末裔がいまなお懲罰的な生活を強いられている星系でのマスリン・ドリウとの対決などを経て、エヴォラクスに戻ったローダンらは、コルウィン・ヘルタマーによって捕縛されるが、青い転子状船《光力》を指揮し、いまや〈秩序の総督〉と呼ばれるアラスカ・シェーデレーアによって救出される。

やがて、ヘルマターらが《ソル》を誘き寄せたのは、ソロニウム製の亜鈴船でなければ進入不可能なある特殊空間の存在するためと明らかになる――エヴォラクスそれ自体の内部に生まれた、原混沌胞――負の球体の卵――である。
ローダンはソル=セルで特異空間へと突入し、時空の迷宮に囚われた《ソル》本船を救出せんとするが、一方で秩序勢力は〈法〉付与機《新生》を派遣し、混沌に冒された宙域を“除染”しようと試みる。物質の生まれる前の空間に“初期化”する――すなわち、エヴォラクスを含む周辺宙域の完全破壊である。
救出作戦は成功するのか。破滅のカウントダウンを止めることはできるのか!?

と、まあ、盛り上がったような、そうでないような全12話。
最後、《光力》に招かれたローダンに、アラスカ・シェーデレーアのプロジェクション(記録映像)が謝って曰く、あなたをタレ=シャルムへ運んだのはわたしです、とか。そのときのセルンは洗浄・保管してありますんで、着替え終わったら、エロイン・ブリゼルが元の時点に送り返します。なお、今回の事件の記憶は、数週、あるいは数ヵ月のあいだ、消去されて戻りません。その方が、諸々、都合がいいですよね?
帰ったら、銀河系の〈劫火〉、不可逆までアト3日である。確かに、その方がよかろう。んじゃ、アンドロイド君、送還よろしく~。

……というところで、それまでむっつり黙っていたエロイン・ブリゼルが、

「着替え終わったら送り返せとは言われているが、セルンを渡せとは言われていない」

ちょw 『勇者召喚の使命は果たしたけれど、過労で倒れた旧友の執事が帰してくれない』ですかwww
なんでも今回、アラスカはコスモクラートの指示に逆らってローダンを助け、かつ《光力》を長時間離れて行動していたせいで、現在治療カプセルから出られない状態らしい。エロイン・ブリゼル先生、ご立腹である。

「しかもエヴォラクスを放棄せざるを得なくなり、高次勢力間のバランスが大きく揺らいでいる。アラスカが対処できない以上、おまえがやるのだ。さ、《ソル》へ戻れ」

ローダンと亜鈴船の旅はまだまだ終わらない。
続きは2020年3月予定! 乞うご期待!! って、おいおい(笑)

#しかし、ジェネシスとも神話とも、まるで関係なかったなぁ……。

訃報:眉村卓

眉村卓(MAYUMURA Taku)
1934.10.20 – 2019.11.03

共同通信等によると、SF作家の眉村卓(本名:村上卓児)が本日11月3日早朝、誤嚥性肺炎のため搬送された在阪の病院にて亡くなったとのこと。85歳。

ここに来られる方なら、説明の要などいらないだろう、日本SFを代表する作家のひとりである。二度にわたる星雲賞受賞作を出した〈司政官〉シリーズや、NHK少年ドラマシリーズで映像化された『ねらわれた学園』『なぞの転校生』など、枚挙にいとまがない。

個人的には、やはり少年ドラマシリーズの原案となった短編「名残の雪」が好きだった。
いまWikipediaを見ると、『幕末未来人』(1979年)だけじゃなくて、1994年にも映像化されてるんだな、これ。しかも映画化まで(『幕末高校生』)。え、映画版、コメディなのか……。

眉村先生、長い間のご活躍と、たくさんの作品に感謝を。
謹んでご冥福をお祈りする。

新シュタッフェル〈コンパレータ〉開幕

とゆーか、すでに先月の4日付け発売の210巻『ローダンを救え!』(プラシュカ)で開幕しているのだが、前シュタッフェル終盤からペリペのあらすじも更新されないし、公式フォーラムの方は「ペリペの方が早いから」とゆー身も蓋もない理由でNEOスポイラー板は実質死に体である。現状確認の意味で、ひさしぶりにNEOを購入してみたら……。

人類を星々へと導いたプロテクター、ペリー・ローダンの生命は風前の灯だった。ハラトン・テクノロジーの衰退もあってか、不調をきたした細胞活性装置は〈ダークライフ〉の窓口となり、ホンドロの行動の背後にもその影が見られる謎の存在をその身に宿すことになった。だが、同時にそれは、テラナーが感染したラシャト・ウィルスを中和してもいた。ローダンの体内では2つの業病が相食む状況であり、活性装置がなければとうにその体力は尽きはてていただろう。活性装置が“息切れ”したとたんに昏倒してしまうのはそのためである。
もはやプロテクターの肉体は、長距離遷移に耐えることさえできない。唯一の希望は、オプロン人メルコシュが提示した、〈コンパレータ〉の所属世界である惑星ラシャトでの治療のみだったが、そこへといたる手段がなかった。非物質化をともなわないリニア駆動を搭載した実験艦《ファンタジー》のテスト飛行は不可解な状況で失敗し、その経済的・軍事的効果の波及を憂慮するテラ連合議会は、第三者委員会による原因解明が終了するまで、一切のプロジェクトを凍結する。
テラニアでは大規模なデモがおこなわれ、人々は唱和する――ローダンを救え!

ローダン自身は、すべてを受け入れる心境だった。パウンダー、アダムス、マーカントら、すでに彼に先んじて旅立った者たち。デリングハウス、ティフラー、ンガタら、活性装置の受領を謝絶した者たち。ローダンの息子たちやブルの双子の娘もすでに独り立ちしている。人は生まれ、いつかは死ぬものなのだ。彼は一個の人間になしうる以上のことを、すでになしとげた……。
彼を叱咤したのは、妻であるアルコン人トーラだった。あなたの生命は、ひとりあなただけのものではないのだ、と。ローダンの知らぬところで、多くの人々がひとつのプランを実行に移していた。“ブルの90歳の誕生パーティ”に招かれた人々がルナに集結する。ルナ・リサーチ・エリアの奥深くにおさめられた《ファンタジー》を盗み出すために!

……そして、ヘフト版からの《ファンタジー》伝統というか、出先で難破するのだった(笑)

なんでも、NEOではテケナーよりも先にラシャト病(ラスハト、になってるんだっけ?)だけが、すでにハヤカワ版既訳分でも出てきているそうだが。テケナー、そしてメルコシュの登場とともに、またちがう意味を持たされている。
14歳で両親を失ったロナルド・テケナーは、スペース・ディスクの事故(その記憶が彼にはない)の後、それまで未知の・・・・・・・ラシャト病に罹り、医者もサジを投げたところを、奇跡的に持ち直したという過去を持つ。ラシャトが〈コンパレータ〉の惑星であるとか、メルコシュがやたらテケナーに関心を抱いているとか、伏線は敷かれていた。
そして、〈ダークライフ〉も、〈コンパレータ〉には未知の存在ではないという。……遠征して生命助かっても、行った先でヤヴァいことにまきこまれそうなにおいがプンプンするのだった。

しかし……〈大断裂〉の閉鎖にともなうハラトン・テクノロジーの衰退が、当然活性装置にも影響あるだろうなあと思ったら、第4期になってから、「アヴァンドリナさんは予備の活性装置10基もローダンに託した」って話になってたのね。現状、受理が確認できたのは、ブル、ジョン・マーシャル、ラス・ツバイ、ベル・マックグロウ(ライデン・チームの天文学者でジョンの奥様)の4名。わりとけっこうな人数(ブルの奥さん含む)に断られてて、ローダン、「彼らの方が正しかったかも……」とかやさぐれてるし(笑)
いまのところ、機能不全を起こしてるのはローダンのものだけだが……個人的にすごーく気になってるのは、エリック・ライデンの名前を見かけないこと。彼のチーム、細胞シャワーの利用権持ってたはずなんだけどね……。消されたか(方針的に)。

まあ、わざわざ数を増やしたってことは、〈コンパレータ〉編でそのへん解決するか、たとえばアフィリアでブルの活性装置だけ変だったのとかと同様の論で押し通すか、どっちかなのかな。
主人公ローダン、享年90歳、じゃシリーズ続かないもんねえ。

以下余談:ついにメントロ・コスム登場……SERT技術やエモシオノートもふつーにある。
テケナー姉弟……ブラコンの姉とシスコンでギャンブル狂でろくでなしな弟。ジェシカとトムがわりといい雰囲気なわけだが。テケナーがローダンの義理の息子ポジ?(笑)

※11/3追記:
マガンが該当個所を教えてくれた >Lashat-Pocken ラスハット痘かあ……。

“ストーリー”暫定公開

またまたサルベージの話で申し訳ない。

「PRSとは」のコーナー、「ストーリー」の項を暫定公開した。
トップページには、過去rlmdi.で発行したストーリー集やサイトで公開した要約の主立ったものを並べてある……が、並べてあるだけで、全部公開するわけではない。ホントは、マガンが発行したPrivateCosmosの一覧表とか、FCペリーワールド/ミレニアム・ソルが発行した完訳本一覧とかつくりたいと思ってはいるのだが。ここってわたしの個人サイトだし、どーなんだろ、とかね。

それはさておいて、今回公開したのは、旧〈無限架橋〉で「サイクル紹介」コーナーとして用意していたものを若干手直しした。休止時点が原本なので、最新サイクルあたりは空欄のままである。
そして、要約『無限架橋』の序盤。こちらはまだ修正途中で、かつて公開していたものの三分の一程度だろうか。別途rlmdi.の本用に書いていたものとか、適宜調整して部分公開する……かもしれない(笑)

いまどき、Perrypediaと翻訳アプリとか駆使すれば、この程度の内容は個人でも十分知りうる状況にあるかとも思う。けど、せっかくだしね(ナニが

ブーフメッセ・コン34のローダン企画

明日16日から、フランクフルト書籍見本市が開催される(10月16日-20日)。グーテンベルクの時代からの歴史あるイベント……なのはさておいて。“ブックフェア”になってんな、Wikipediaさん。いつのまに(笑)

ともあれ、このお祭り期間中の10月19日、フランクフルト南方の都市ドライアイヒ、シュプレントリンゲン公会堂にて開催されるファンタスティーク関連のコンヴェンションが、その名もブーフメッセ・コン。今回が34度目である。過去、ファンタスティーク大賞の授賞式がこのイヴェントの中でとりおこなわれたりもしている。

今回19:00からのプログラムには、ローダンNEOの草案作家シェーファー&ショルムを招いての新シュタッフェル宣伝企画「ローダンNEO:コンパレータ」が。他にも女性作家ミシェル・シュテルンや新人ルーシー・ガス、編集長のクラウス・フリックもパネリストとして登壇するらしい。
ローダンの生命がかかった(文字通り)コンパレータ編開幕を前に、熱い質疑応答がくりひろげられそうである。

……ん? 裏でNEO作家コーヴスの「フィレッソン・サーガ」の企画がwww

■公式News:PERRY RHODAN AUF DEM BUCHMESSECON 34
■BuchCon公式:buchmessecon.de

ローダン・フォーラム模様替え

公式掲示板であるペリー・ローダン・フォーラム(Perry Rhodan-Forum)がこの週末にリニューアルをおこなった。標準でフォント・サイズが大きくなったのはいいんだが、白を基調にしたカラーリングは、年寄りの目にはちときつい……(笑)

かつて銀河フォーラム(das Galaktische Forum)の名称で親しまれたこの掲示板、実は昨年末にカテゴリーの見直しを実施したばかりだったのだが。公式サイト自体はデザイン変更する様子もないし、このタイミングのリニューアルはいまいちわからない。
それと、週末は工事中だからアクセスできないよ~って記事、どこだったかなあ(笑)

■公式:Perry Rhodan-Forum

近況:2019/10/08

近況並びにサイトのアップデートのお話など。

積ん読の崩しかたがめちゃくちゃなので、いまごろようやくフォードの『雪降る夏空にきみと眠る』を読んでいる。冬眠してえ……と思ったことのある人は少なくないと思うが、実際に冬季休眠期間がある文明ってこーゆーふーになるのかねぇ。でも、雰囲気が合うのか楽しませてもらっている。
同時に買った『三体』はとっくに読了している。こちらはさえない中年の科学者である(はずの)主人公が予想外に主人公していてひきこまれた。ゲーム〈三体〉があーでこーで……と語ってしまい、「そーいやセンセ、三国志とか古代中国モノお好きでしたねえ」とマガンに苦笑された。いや、世界史全般、広く浅く好きよ?(笑)
クリング『クオリティランド』は、ドイツSFを扱うサイトとしては取りあげねばと思っているのだが、なんというか。おもしろいっちゃおもしろいのだけど、これがダブルクラウンといわれると、うーんとなってしまうのだった。うまくまとまらないが、そのうち記事として上げるつもり。
その他話題のSFとしては、ハーネス『パラドックスメン』と伴名練『なめらかな世界と、その敵』を購入している。前者は、ワイドスクリーンバロックの本家にふさわしく、息をもつかせず、あれよあれよという間に話が進んでいく。ただ、予定調和的というか、記憶喪失の主人公は基本、状況に流されているだけのような気がしないでもない(笑) そして後者は、SNS等眺めると絶賛の嵐なのだが、個人的に合わなくて中途で断念してしまった。わくわく感が足りないのよ、そういう作品じゃないとは思うんだけど。

さて、サイトのアップデートについてだが。
ブログではなく、固定ページの方でサルベージを開始した。メニューの「PRSとは」からどうぞ。

とはいえ、まだ実質的に、サイクル一覧と基礎アルコン語講座の増補改訂版しか復活していないのだが。まだWordpressを十全に使いこなせていないので、作家一覧とかはpdfファイルにするしかないかな……。
ま、あまり期待しないでほしい。
rlmdi.がサイトを閉じてしまったので、ホントは『エスタルトゥへの道』三部作もこちらで復活させたいところだが、もうすぐハヤカワ版が届いちゃうしねえ。あと中絶している『無限架橋』……。
マガンみたくきっちり作り込むのは向いてないので、過去の蓄積といっても、実はそうたいしたものではなかったり。でもまあ、あと何年できるのかわからないけど、こんなサイトのひとつくらいあってもいいんじゃないかと思っている。いましばし、お付き合いいただければ僥倖である。

Perry Rhodan – Pax Terra

サルベージの一環で、こいつも改めて紹介しておこう。
『Perry Rhodan – Pax Terra』は、シリーズ35周年企画として1996年12月にリリースされた音楽CD。一種の“スペースオペラ”(ヴァンスかw)として構想された、全7曲。

クリストファー・フランケ(Christopher Franke)は、ドイツの電子音楽グループ、タンジェリン・ドリームの中心メンバーのひとりだった(1987年脱退)。ソロになってからは、SF映画・TVシリーズの音楽を多く担当しており、この頃すでに『ユニバーサル・ソルジャー』『バビロン5』『トミーノッカーズ』などの作品があった。
プロデュースのロターミッヒはバンド時代からの盟友らしいが、SF関連だと2012年に『ブレードランナー』の新録サントラの制作・演奏を担当しているのが有名みたい。

で、1996年というと、トルカンダー・サイクルの中盤で、せっせと『無限架橋』の要約を書いていた記憶があるのだが、このCDを購入した経緯が思い出せない(笑) たぶんマガンにお願いして、rlmdi.略称“トラギャ”ことTransgalaxis社からの輸入に混ぜてもらったんじゃないかと思うのだが……さすがにマガンもおぼえていないだろう、気づけばそろそろ四半世紀前である。

追記:マガンにも「うちじゃないと思うですよ?」と言われてしまった……。うーん、ひょっとしてHMVが輸入販売してたのかもしれない。当時Keanのアルバム再発以外にも、なんか通販で購入した気がするし(あやふや)

このCDと、1曲目の特殊形状CDのリプレスはおこなわれなかったが、現在ではApple Musicなどにも登録されているし、amazonには中古の通販もあった。youtubeにも動画があるので、体験するのは簡単である。便利になったなあ……(年寄りの感想)

作曲:クリストファー・フランケ
演奏:クリストファー・フランケ&Berlin Symphonic Film Orchestra
制作:エドガー・ロターミッヒ
歌:Rick Jude, Miko

収録曲

1. Bridge To Eternity / 無限への架け橋 6:58
2. The Wonders Of Estartu / エスタルトゥの奇蹟 9:26
3. Atlan, The Solitary Spirit Of Time / アトラン:時の外にひとり立つ者  6:08
4. The Third Question / 第三の謎 11:52
5. Mountain Of Creation / 創造の山 8:47
6. Frost Ruby / フロストルービン 10:41
7. Bridge To Eternity (Single Cut) / 無限への架け橋 (シングル) 3:23

Bridge to Eternity

Deep space and a cold view,
a new galactic time.
Keeping peace guarding the borders,
beyond star filled skies.

Major Perry our world lifts its eyes,
and the bridge to eternity thrives on your pride.

Stardust is waiting to take you
million light-years’ lonely ride.
Our own galaxy close to destruction,
lives free as peace follow your flight.

Good spirits beside you
to guide you into time.
Without love destiny drives on,
and space rules your life.

Major Perry our world lifts its eyes,
and the bridge to eternity thrives on your pride.

Stardust is waiting to take you
million light-years’ lonely ride.
Our own galaxy close to destruction,
lives free as peace follow your flight.

[訳]
深宇宙の凍える情景
新たな銀河の歴史
満点の星々のかなた
境界線を護り、平和を守る

ペリー少佐、ぼくらの世界は高みをめざし、
無限への架け橋はあなたの誇りの上に建つ

スターダストが待っている
百万光年の孤独な旅路へとあなたを誘う
ぼくらの銀河に滅びが迫るも
あなたの飛行が平和をもたらし、自由を謳歌する

時を超えるあなたを
善き霊が導く
愛を知らぬ運命が駆りたてる
あなたの人生を決めるのは宇宙

(以下繰り返し)

The Third Question

Somewhere near the border a place known as the danger zone
Where nobody protects the earth, the garden of the sky.
Who’s destined to save us fighting for our galaxy
And keep peace and harmony for all the years to come?

There exists a fearless man,
With mighty will he’ll fight to save man’s dignity,
The future in both his hands.

Time will unfold the answers to all the ancient questions,
We see through mystery veils and will discover truth.
He’s our courageous pilot on all these vital missions,
And he has the power to rescue the world.

Tension keeps on rising, trust lost between different worlds;
The need for the United Stars is stronger than before.
Fierce enemy creatures plotting to destroy our kind;
The whole planet Terra fears destruction once again.

There exists a fearless man,
With mighty will he’ll fight to save man’s dignity,
The future in both his hands.

Time will unfold the answers to all the ancient questions,
We see through mystery veils and will discover truth.
He’s our courageous pilot on all these vital missions,
And he has the power to rescue the world.

Stardust is waiting to take you
million light-years’ lonely ride.
Our own galaxy close to destruction,
lives free as peace follow your flight.

[訳]
境界近くのどこか、危険地帯と知れわたる場所
天の庭園・地球を護るものとてない
銀河のため闘い、われらを救うのは
幾歳月、平和と調和を守るべく定められたのは誰?

怖れを知らぬ男そこにあり
強き意志で、人類の尊厳を救うべく闘う
未来は彼の手の中に

太古の問いのすべてに、時は答えを明かすだろう
神秘のヴェールを見はるかし、真実を見出すのだ
彼はそれら生死をかけたミッションの本番パイロットであり
世界を救う力を宿すもの

緊張は高まりつづけ、世界のはざまの信頼は失われた
星々を結ぶ力が、かつてないほど必要なのだ
獰猛な敵性クリーチャーがわれらの種の根絶をたくらみ
地球全土がまたしても滅びの危機に脅える

(以下繰り返し)

歌詞対訳は、だいぶん意訳寄り。いや、英語だし?(爆) ……昔聞いた時は、“メジャー・ペリー・R”かなあ、なんで肝心のとこ略字? とか思ったものだ(汗) その後、一部のサイトで「フランケの曲」として歌詞が掲載されたときは凹んだorz
余談だが、フランケはインタヴューの際、「忙しくて35年分の全部を読んだわけじゃないけど、ボクは最初期の熱心なファンのひとりだよ」と述べている。そっかー、53年生まれだしにゃあ。

■Perrypedia:Christopher Franke – Perry Rhodan · Pax Terra